研究課題/領域番号 |
26460382
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター) |
研究代表者 |
小田 尚伸 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 連携研究員 (30295133)
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研究分担者 |
中別府 雄作 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (30180350)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヒストンメチル化酵素 / 癌幹細胞 / 肝臓癌 / 遺伝子改変マウス / ヒストンメチル化 / 発癌 / エピジェネティクス / PR-Set7 / 肝幹細胞 / 肝発生 / 細胞死 |
研究成果の概要 |
ヒストンメチル化酵素PR-Set7によるH4リジン20残基のメチル化はゲノム安定性の維持に関わっている。本研究では肝臓特異的にこの酵素を欠いたマウスを作成した。胎児期の欠失では肝自体の形成が阻害され、生後の欠失では肝細胞壊死に引き続き周囲の炎症、線維化、周辺細胞の代償性増殖が誘発された。さらに肝細胞の壊死と再生が繰返され、癌遺伝子STAT3が活性化された結果、肝臓癌が発生した。この中には自己複製能を有し免疫欠損マウスへ移植が可能で、肝細胞と異なる分化能をもつ癌幹細胞が含まれていた。遺伝子発現解析では胆管上皮前駆細胞および癌関連遺伝子の発現がみられ、肝臓癌発生の新たな経路を見出す成果となった。
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