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企業年金会計の理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12730094
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

中野 誠  横浜市大, 商学部, 助教授 (00275017)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード企業年金会計 / 年金負債 / 年金資産 / 退職給付 / ABO / PBO
研究概要

本年度の課題は、比較制度分析および実証モデルの構築にあった。比較制度分析については、米国の会計基準、国際会計基準などの研究が順調に進んだ。さらにOhlsonモデルをはじめとした「Value relevaneモデル」を検討した。具体的には、Value-relevance型モデルを用いて、年金負債の評価基準としては、どのような基準が望ましいのかという問題にアプローチをした。多変量解析(J検定、包含検定など)を用いた実証リサーチを実施した。
本年度の実証研究の結果からは、次の2点が明らかになった。第1に、年金資産・年金負債・年金費用といった企業年金ファクターは、企業価値に関連している。第2に、"Incremental Information Conten"ならびに"Relative Information Content"の双方の検証結果から、年金負債の評価尺度としてはPBOが優位であると判断することができる。今回の会計制度改革において公表された日本の退職給付会計基準は、年金負債の評価尺度としてPBOを採用している。本研究の実証結果は、「結果的に」この点をサポートしている。
もちろん、SEC基準企業というきわめて限られたサンプルを用いている点は、本研究の限界であろう。その意味で暫定的な検証結果ではあるが、現時点では最善のサンプルと判断してこれを用いた。2001年3月期以降はサンプル数を拡大して、継続的に調査を実施していく予定である。それによって、本研究の一般性の有無を確認することができると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中野誠: "企業年金会計におけるABO対PBOの実証研究"企業会計. 52巻・5号. 101-110 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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