研究課題
基盤研究(B)
本研究では、これまでに得られたカルボラン含有π共役系の発光性に関する知見を基にして、多環芳香族化合物とオルト-カルボランを組合せ、高輝度固体発光材料を開発することを第一の目的として検討を行った。その結果、例えば多環芳香族としてアントラセンを選択し、カルボランと組み合わせることにより、固体状態において励起すると官能基が回転して分子内電荷移動発光するTICT分子を合成することができた。また、固体状態において発光効率が99%に達する分子の合成にも成功した。アントラセンとカルボラン二つからなる分子では、可逆的なベイパークロミズム・サーモクロミズム・メカノクロミズムを示すことを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 3件、 招待講演 6件)
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