研究課題/領域番号 |
15K04001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
安田 美予子 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (40340913)
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研究分担者 |
川島 惠美 関西学院大学, 人間福祉学部, 准教授 (00319815)
得津 愼子 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 教授 (50309382)
西川 耕平 甲南大学, 共通教育センター, 教授 (90228164)
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研究協力者 |
小林 哲理
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 組織に対するソーシャルワーク / 組織開発 / 社会福祉組織のマネージャー / アプリシエイティブ・インクワイアリー / アクションラーニング / 社会福祉施設 / 社会福祉法人 / 組織に関わるソーシャルワーク / マネージャー / ソーシャルワーク / 理念 / 働きやすい職場作り / チーミング / アプリシエィティブ・インクワィアリー / 協働実践・研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、社会福祉法人・施設・事業所など社会福祉組織のマネージャークラスの人々が、組織のソフト面とハード面にかかわる問題に変化を起こす方法として、組織開発に注目して研究を行った。2つの施設において、研究者が施設管理職らをクライエント兼協働者として、アプリシエイティブ・インクワイアリーやアクションラーニングを用いて組織開発の実践を行い、組織開発を用いた仮説的な実践モデルや実践の改善のための仮説的方策を導き出した。また、保育所と社会福祉法人を分析の単位とし、組織のトップを中心とした組織変革への取り組みを組織開発の視点から分析し、組織のソフト面への働きかけに課題が残ることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会福祉学では、社会福祉施設・事業所の職員が自組織の問題に働きかける組織レベルのソーシャルワークの研究が十に分進んでいない。本研究は、福祉実践現場のマネージャークラスの人々の問題意識を起点に研究を進め、社会福祉組織のマネージャーが組織開発を用いて組織の問題に取り組む可能性や有用性を示すことができた。また、組織開発の視点で組織変革やマネジメント改革の取り組みを捉える意義を示した。さらに、他の学問分野の概念を導入・援用することが多いソーシャルワーク研究の中で、本研究は、社会福祉組織における組織開発の効果性を増すため、組織開発にソーシャルワークの概念や視点を導入することも提起した。
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