研究課題
基盤研究(C)
アレルギー性鼻炎患者におけるTSLP産生にヒストン脱アセチル化酵素がどのように働くか検討するため、ヒト気道上皮細胞株(Beas-2B細胞)を使用した。細胞がコンフルエントになったところで、ヒストン脱アセチル化酵素の抑制剤を添加した。薬剤投与30分後に細胞を刺激するため、ODN2006を最終濃度1μMで添加した。24時間後に細胞を回収しRNAを抽出した。real time PCR法にてTSLPメッセンジャーRNAの産生量の変化を調べた。以上の実験の結果、ヒストン脱アセチル化酵素抑制剤の濃度依存性にTSLPの産生が増加した。またヒストンアセチル化酵素促進剤の濃度依存性にTSLPの産生が亢進した。
すべて 2016
すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)