研究課題/領域番号 |
15K19825
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
上野 裕 関西医科大学, 医学部, 助教 (90716458)
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研究協力者 |
狩谷 秀治
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | インターベンショナルラジオロジーIVR / ナノバブル / キャビテーション / ソノポレーション / インターベンショナルラジオロジー(IVR) / インターベンショナルラジオロジー(IVR) / インターベンショナルラジオロジー(IVR) |
研究成果の概要 |
平成27年度、28年度にビーカー内での実験を行い、キャビテーションが生じる条件に合った機材の開発を行った。さらに家兎肝動脈での実験を行い、生体内でもキャビテーションとソノポレー ションが生じることが明らかとなった。この実験をさらに発展し、人体に近い豚での実験に切り替える方針とした。このため平成29年度から平成30年度前半で情報収集を行い、平成30年度後半で実際の動物実験を行った。 豚の肝動脈からナノバブルとシスプラチンを動注、肝表面から超音波照射い、照射した部分と、していない部分の肝組織を採取、変化を確認した。人体と近い条件、実臨床同様の薬剤投与下でソノポレーションが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キャビテーション効果によるエネルギー作用はこれまで医療分野へ利用が進んでいなかった。現在実験結果を解析中であり、本研究結果からは局所の大量バブルの発生により、キャビテーション効果を実用レベルまで増強させることができ、なおかつ人体に近い環境における生体内でもソノポレーションが発生しうることが明らかになった。大量のナノバブルにより生体でキャビテーション効果を利用できるという結果は、他の臨床利用として遺伝子導入、フリーラジカルによる殺菌、収束超音波の凝固作用促進、血栓溶解にも導入できるところに意義がある。とくにウイルスを使用しない生体での遺伝子導入促進の意義は大きいと考える。
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