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粒子線照射による心臓の電気生理学的変化と不整脈治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K17872
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
放射線科学
研究機関神戸大学

研究代表者

高見 充  神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (50793717)

研究協力者 福沢 公二  
沖本 智昭  
壽賀 正城  
原 哲也  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード粒子線照射 / 心臓 / 電気生理学的変化 / 粒子線 / 電気生理変化 / 心筋 / 組織学的変化 / 治療プランニング / 粒子線治療 / 心臓電気生理 / 不整脈 / 放射線 / 循環器
研究成果の概要

ウサギを兵庫県立粒子線医療センターに搬送し、心臓に粒子線照射を行った後にその後経過観察を行った。照射群のウサギは心電図、心エコー図検査を行い3-6カ月後に全身麻酔下での開胸下で電気生理検査を行った。その後安楽死を行い、心臓の組織学的変化を検討した。照射群においては、まず皮膚(前胸部)に照射による皮膚変化を認め、心エコー図検査では1-3カ月後に心嚢水貯留などの所見を認め、体表心電図では電位の低下を認めた。開胸下での電気生理検査では照射群において伝導時間の延長、伝導速度の低下、電位波高の減高を認め粒子線照射により電気生理学的変化を確認できた。将来的に不整脈治療への応用が期待される結果が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果により心臓への粒子線照射により電気生理学的変化がもたらされる事が明らかとなった。心臓の不整脈疾患に対してはカテーテルを体内に挿入し不整脈起源となる心筋組織に高周波通電を行うカテーテルアブレーション治療が広く行われているが、重篤な合併症や効果不十分な症例も存在する。粒子線は体内の目標部位に高い精度でエネルギーを集中させる事が可能である。今後、心臓への標的部位への精度を更に高める事や照射の副作用については更なる検討が必要であるが、心臓不整脈治療への応用が期待される結果となった。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 心臓への高線量の粒子線照射後の電気生理、組織学的変化の検討2019

    • 著者名/発表者名
      高見 充
    • 学会等名
      第66回日本不整脈心電学会学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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