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内分泌器官としての骨髄の評価とその神経支配の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K19660
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 内科学一般およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

片山 義雄  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (80397885)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード骨髄 / 内分泌臓器 / 内科
研究成果の概要

通常骨組織で産生されるリン代謝ホルモンとして知られるFGF-23が、骨組織のみでなく骨髄でも交感神経シグナルを受けて産生される。骨髄血球のうち主たる産生細胞は赤芽球の可能性が高い。骨髄造血細胞でFGF-23を産生できない状態のマウスではG-CSFによる造血前駆細胞動員が非常に強く抑制される。すなわち血球産生ホルモンが神経シグナルの支配下で骨髄局所では未分化造血細胞の移動を制御している可能性を見いだした。また、骨髄細胞由来FGF-23がホルモンとして全身性に老化形質阻止の波及効果を及ぼすかどうかについては、その端緒のデータは得られているものの、確定できるところまでは至っていない。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究による新知見は、骨髄局所では造血幹前駆細胞の動員制御という臨床現場で行われている医療の改善に直結する可能性のあるものである。また、通常骨組織産生ホルモンと思われていた因子が、神経シグナル誘導性に別の臓器で強発現し、局所のみならず全身へその効果を波及させる可能性を追求しており、これが確立できればこれまでのホルモンの概念を大きく変えることができ、定常状態ではなく誘導性ホルモンという生理的概念が生まれる学術的意義がある。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Erythroblasts facilitate progenitor mobilization via FGF23 production under neuronal control2018

    • 著者名/発表者名
      石井慎一、若橋香奈子、鈴木知秀、川野裕子、川野宏樹、定 明子、皆川健太郎、水野聖哉、高橋 智、松井利充、片山義雄
    • 学会等名
      第80回日本血液学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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