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重度重複障害児に対する動作学習を基盤とした個別支援計画の適用とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 18830030
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 特別支援教育
研究機関愛知教育大学

研究代表者

船橋 篤彦  愛知教育大学, 教育学部, 講師 (40432281)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,460千円 (直接経費: 2,460千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 1,170千円)
2006年度: 1,290千円 (直接経費: 1,290千円)
キーワード重度重複障害 / 動作学習支援 / 特別支援教育 / 個別支援 / 重度重複障害児 / 個別の支援計画 / 地域連携
研究概要

盲、聾、養護学校に在籍する児童生徒の障害の重度重複化が進んでいる。文部科学省が示す資料においても各種の学校に在籍する重度重複学級在籍者数は増加の一途を辿り,今後の特別支援教育において,重度重複障害児に対する教育は重要な課題として取り上げられる必要がある。
以上の現状を踏まえ,本研究の目的は,現在,重度重複障害児への発達支援として動作学習を中核に据えた方法論の適用し,その評価を行うことであった。研究期間は2年間であり,本年度は最終年度となる。
本年度は,(1)収集されたデータの分析(2)学会、学術論文での研究成果報告の2点を行動目標として取り組んだ。重度の障がいがある子ども達への支援において,脈拍値や血中酸素飽和度といった生理学的なデータと行動、心理的変容の関連性について検討を行った。その結果,身体の動きに困難さが見られる重度重複障害児においても,動きの獲得に伴って,発声量の増加や肯定的な表情表出が見られることが明らかになった。一方,研究の課題として,重度の障がいがある子ども達の中には,健康問題などに配慮を要するケースも多く,研究を進めていく上では,医師や理学療法士といった専門家との連携が必要であると感じられた。今後の研究では,他職種との共同研究という形態を考えている。
冒頭で述べたように,重度重複障害児への教育は今後の特別支援教育を考える上で課緊の際題であると言える。教育現場との連携を図りながら,今回の研究をさらに進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 特別支援教育における健康支援をめぐって-病弱者・重度重複障害者への支援の展開に向けた試論-2008

    • 著者名/発表者名
      船橋 篤彦
    • 雑誌名

      治療教育学研究(愛知教育大学障害児治療教育センター紀要) 28

      ページ: 57-62

    • NAID

      120001030358

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 福山型筋ジストロフィーのある子どもに対する動作学習支援とその評価-連携を支える学習記録の効用と課題-2008

    • 著者名/発表者名
      船橋 篤彦
    • 雑誌名

      障害者教育、福祉学研究(愛知教育大学教育学部障害児教育講座紀要) 4

      ページ: 27-34

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 学校外の専門家と連携した行動コンサルテーション適用による効果の検討-教科の授業場面において不適応行動のある子どもの行動支援の事例-2008

    • 著者名/発表者名
      岡田 博、船橋 篤彦、森 一晃、小嶋 やよい
    • 雑誌名

      治療教育学研究(愛知教育大学障害児治療教育センター紀要) 28

      ページ: 63-70

    • NAID

      120001030361

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 重度重複障害児に対する動作学習支援の新たな射程2007

    • 著者名/発表者名
      船橋 篤彦
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 56

      ページ: 27-32

    • NAID

      110006425544

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 行動コンサルテーションによる教育現場の支援2007

    • 著者名/発表者名
      船橋 篤彦
    • 雑誌名

      障害者教育・福祉学研究(愛知教育大学障害児教育講座紀要) 3

      ページ: 1-6

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 保護者、教師、療育担当者における連携のあり方を探る-福山型筋ジストロフィーのある子どもに対する動作学習支援の事例から-2007

    • 著者名/発表者名
      船橋 篤彦
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第45回大会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2007-09-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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