研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,日本人青年のアイデンティティ形成の特質を明らかにすることであった。18-30歳の日本の青年を,ヨーロッパ,中東,アジアの青年と比較した。その結果,①日本の青年におけるアイデンティティの形成は,欧米の青年と同様に自己の独自性を明確にする作業であると同時に,他者との関係性の維持についても配慮する作業である;②文化的自己観,精神的健康との関係から見て,少なくとも18-25歳については,日本の大学生と社会人の間で,アイデンティティの特徴に大きな違いはない;③日本の青年はヨーロッパの青年よりアイデンティティの模索を長期間行っており,アイデンティティが不安定であることが明らかになった。
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