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検索結果: 15件 / 研究者番号: 60312360
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1.
刷り込み素因の後生的発達と自閉症様障害
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分10040:実験心理学関連
研究機関
北海道大学
研究代表者
松島 俊也
北海道大学, 理学研究院, 名誉教授
研究期間 (年度)
2024-04-01 – 2027-03-31
交付
キーワード
認知発達
/
神経回路発達
/
刷り込み
/
自閉スペクトラム障害
/
精神疾病モデル動物
研究開始時の研究の概要
ヒトの自閉スペクトラム障害(ASD)は高い有病率を示す発達障害のひとつである。社会的コミュニケーションの形成阻害が中心的な症状であるが、多様な遺伝子的背景を持ち、様々な環境要因(環境化学物質への暴露)によって発症することが判明している。しかし、出生前の病因が幼児期になって障害として表面化するため、そ
...
2.
うつ病における脳内テロメア短縮のメカニズムー動物モデルによる検討
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分52030:精神神経科学関連
研究機関
北海道医療大学
研究代表者
泉 剛
北海道医療大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2022-04-01 – 2025-03-31
交付
キーワード
うつ病
/
動物モデル
/
海馬
/
テロメア
/
テロメラーゼ
/
β-catenin
/
幼若期ストレス
/
テロメア―ゼ
研究開始時の研究の概要
テロメアは細胞寿命の決定因子である。うつ病モデル動物(幼若期ストレス、3WFS)でテロメアを検討したところ、海馬でテロメアが短縮し、テロメア複製酵素であるTERTが減少しており、GSK3βの活性が増加していた。GSK3βはβ-cateninを阻害し、β-cateninはTERTの転写を促進するため、
...
研究実績の概要
テロメアは細胞寿命の決定因子であり、老化や疾患により短縮する。うつ病とテロメア短縮の関連が報告されており、我々のグループも自殺者のテロメア短縮を報告した。うつ病モデル動物(幼若期ストレス、3WFS)でテロメアを検討したところ、海馬でテロメアが短縮し、テロメア複製酵素の活性ユニットであるTERTが減少
...
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
この課題の研究成果物
雑誌論文 (2件 うち査読あり 2件、オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件 うち招待講演 3件)
3.
うつ病の海馬テロメア長短縮に対するmiRNA制御機構の解明
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分52030:精神神経科学関連
研究機関
北海道医療大学
研究代表者
鹿内 浩樹
北海道医療大学, 薬学部, 講師
研究期間 (年度)
2021-04-01 – 2024-03-31
交付
キーワード
うつ病
/
テロメラーゼ
/
海馬
/
miRNA
研究開始時の研究の概要
テロメア長は、テロメア伸長酵素テロメラーゼによって維持されている。しかし心理的ストレスによりうつ病が発症すると、テロメア長は異常に短縮することが報告されている。本研究は、うつ病動物モデルに見られるテロメア伸長酵素テロメラーゼの活性サブユニットTERTの発現量低下メカニズムや、セロトニン再取り込み阻害
...
研究実績の概要
糖尿病や高血圧の疾患のみならず、心理的ストレスによりうつ病が発症すると、テロメア長は異常に短縮することが報告されている。従って、精神疾患とテロメア長には何らかの関係があることは明白である。テロメア長は、テロメア伸長酵素テロメラーゼによって維持されている。研究代表者は、うつ病動物モデルの海馬領域におい
...
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
この課題の研究成果物
雑誌論文 (2件 うち国際共著 2件、査読あり 2件、オープンアクセス 2件) 学会発表 (13件 うち招待講演 3件)
4.
うつ病における扁桃体の役割 -動物実験による解明-
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分52030:精神神経科学関連
研究機関
北海道医療大学
研究代表者
泉 剛
北海道医療大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2019-04-01 – 2022-03-31
完了
キーワード
うつ病
/
動物モデル
/
ストレス
/
扁桃体
/
FKBP5
/
Akt
/
mTOR
/
拘束ストレス
/
海馬
/
抗うつ薬
/
視床下部-下垂体-副腎系
/
副腎皮質ホルモン
/
HPA axis
研究開始時の研究の概要
申請者らは、うつ病の動物モデルを研究する過程で、「うつ病モデルラットの扁桃体で、グルココ ルチコイド受容体(GR)の阻害因子であるFKBP5が増加している。」という所見を得た。本研究で は、この所見を手がかりとして、うつ病における扁桃体の役割を動物実験で解明する。具体的には、(1)扁桃体のFKBP5
...
研究成果の概要
我々は、うつ病モデルである反復拘束ストレス負荷(RS7)ラットの脳および血液で、うつ病と関連している視床下部-下垂体-副腎系、PI3K/Akt/mTOR系およびGSK3β/β-カテニン/Wnt系の分子を測定した。そして、血中グルココルチコイド(GC)増加、扁桃体でのGR阻害因子FKBP5の増加および
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (3件 うち国際共著 1件、査読あり 3件、オープンアクセス 3件) 学会発表 (7件 うち国際学会 1件)
5.
ストレス・うつ・自殺ー負のスパイラルを結ぶ分子機構の解明
研究課題
研究種目
基盤研究(B)
研究分野
精神神経科学
研究機関
横浜市立大学
(2019)
神戸大学
(2017-2018)
研究代表者
菱本 明豊
横浜市立大学, 医学研究科, 教授
研究期間 (年度)
2017-04-01 – 2020-03-31
完了
キーワード
自殺
/
テロメア
/
ミトコンドリア
/
DNAメチル化
/
バイオマーカー
/
テロメア短縮
/
ストレス
/
神経科学
研究成果の概要
GWASにより自殺が強い多遺伝子効果を有することを示した。自殺者において、テロメア長・DNAメチル化年齢・TERTプロモーターのメチル化状態・ミトコンドリアDNAコピー数(mtDNAcn)・SIRT1・ケモカインの異常がみられることを同定し、テロメア関連因子のバイオマーカーとしての可能性を提示した。
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (17件 うち査読あり 17件、オープンアクセス 8件) 学会発表 (7件 うち国際学会 7件、招待講演 2件) 図書 (1件)
6.
うつ病における海馬と扁桃体の統合的理解を目指して
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道医療大学
(2017-2018)
北海道大学
(2016)
研究代表者
泉 剛
北海道医療大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2016-04-01 – 2019-03-31
完了
キーワード
うつ病
/
扁桃体
/
FKBP5
/
HPA axis
/
動物モデル
/
うつ病モデル動物
/
ストレス
/
グルココルチコイド
/
HPA系
/
海馬
/
副腎
/
SSRI
/
室傍核
/
脳・神経
研究成果の概要
反復拘束ストレスを負荷したラットで、脳内のグルココルチコイド受容体(GR)およびGR阻害因子であるFKBP5を測定した。1日3時間、7日間の拘束ストレス負荷(RS7)により、強制水泳の無動時間が有意に増加した。RS7により血中コルチコステロン基礎値は有意に増加した。RS7によって脳内のGRは不変であ
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (10件 うち国際共著 5件、査読あり 9件、オープンアクセス 9件、謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件 うち国際学会 1件) 図書 (1件)
7.
人工受容体DREADDによる恐怖記憶の制御機構の解明
研究課題
研究種目
基盤研究(B)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道大学
研究代表者
吉岡 充弘
北海道大学, 医学研究院, 教授
研究期間 (年度)
2016-04-01 – 2019-03-31
完了
キーワード
セロトニン
/
人工受容体
/
PTSD
/
恐怖記憶
/
海馬
/
DREADD
/
5-HT2C
/
消去
/
Grik4
/
神経科学
研究成果の概要
本研究の目的は海馬セロトニン神経系と恐怖記憶の関係を明らかにすることであった。5-HT7受容体拮抗薬を腹側海馬に微量注入することで、恐怖記憶想起の指標であるすくみ行動が減少することを見出した。他に、5-HT7受容体作動薬が腹側海馬CA3領域の錐体細胞の神経発火率を増加させること、5-HT7受容体のm
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (1件 うち査読あり 1件、オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件)
8.
幼少期ストレスが成体海馬神経細胞新生に及ぼすエピジェネティクス作用の解析
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
神戸大学
研究代表者
朴 秀賢
神戸大学, 医学研究科, 講師
研究期間 (年度)
2015-04-01 – 2018-03-31
完了
キーワード
幼少期ストレス
/
DNAメチル化
/
成体海馬神経細胞新生
/
DNMT
/
母子分離ストレス
/
miRNA
/
海馬
研究成果の概要
1. 幼少期ストレスが成体海馬神経幹細胞においてDNAメチル化を増加させるメカニズムを検討し、miRNAの成熟に関与する複数の分子が関与している可能性を見出した。
...
9.
自殺感受性遺伝子の中枢神経系における機能解析
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
神戸大学
研究代表者
菱本 明豊
神戸大学, 医学研究科, 准教授
研究期間 (年度)
2014-04-01 – 2017-03-31
完了
キーワード
自殺
/
GWAS
/
動物モデル
/
神経幹細胞
/
自殺の生物学
/
ゲノムワイド関連研究
/
神経前駆細胞
/
SNP
/
うつ病
研究成果の概要
我々は過去最大規模の500名の自殺既遂者DNAを用いたGWASを施行し、PTCHD3とRAB18という自殺感受性遺伝子候補を見出した。これらの遺伝子の中枢神経系での機能を調べるため、動物モデルとマウス神経幹細胞を用いた実験を行った。慢性ストレスモデルラットの前頭前皮質や海馬ではPTCHD3の発現が上
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (19件 うち国際共著 1件、査読あり 19件、オープンアクセス 4件、謝辞記載あり 5件) 図書 (1件)
10.
SSRIの抗不安作用における扁桃体5-HT神経系の役割
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道大学
研究代表者
泉 剛
北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師
研究期間 (年度)
2012-04-01 – 2015-03-31
完了
キーワード
不安
/
扁桃体
/
5-HT
/
SSRI
/
精神薬理学
研究成果の概要
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、抗不安薬として広く用いられている。SSRIであるシタロプラムの扁桃体基底核への局所投与は、不安の動物モデルであるラットの恐怖条件付けを抑制した。そして、5-HT1A受容体阻害薬の同時局所投与は、その効果に拮抗した。一方、扁桃体スライスのパッチ・クランプで単一
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (6件 うち査読あり 6件、オープンアクセス 1件、謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)
11.
縫線核5-HT/GABA共存細胞の機能発達―幼若期ストレスとエピジェネティクス
研究課題
研究種目
基盤研究(B)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道大学
研究代表者
吉岡 充弘
北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度)
2011-04-01 – 2014-03-31
完了
キーワード
精神薬理学
/
幼若期ストレス
研究概要
児童虐待が成人後のうつ病発症のリスク・ファクターになることが知られており、そのメカニズムの解明と治療法の開発が急務である。そのメカニズムを解明するために、生後3週齢のラットにストレスを負荷した。その結果、成熟後のラットにうつ様行動が観察され、セロトニン神経の起始核である背側縫線核においてセロトニン合
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (17件 うち査読あり 13件) 学会発表 (27件) 図書 (3件) 備考 (1件)
12.
不安と衝動性の脳内機構の研究
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道大学
研究代表者
泉 剛
北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教
研究期間 (年度)
2009 – 2011
完了
キーワード
精神薬理学
/
不安
研究概要
(1)不安の動物モデルである恐怖条件付けストレスの負荷により、扁桃体基底核(BLA)からの興奮性の出力と、扁桃体間在核(ITC)からの抑制性の出力が、不安情動の出力を司る扁桃体中心核(CeA)に二重の調節を行っていることを示した。(2)衝動性の動物モデルである3選択連続反応課題において腹側内側前頭前
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (13件 うち査読あり 13件) 学会発表 (6件)
13.
縫線核5-HT/GABA共存ニューロンの発現・発達におよぼす幼若期ストレスの影響
研究課題
研究種目
基盤研究(B)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道大学
研究代表者
吉岡 充弘
北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授
研究期間 (年度)
2008 – 2010
完了
キーワード
精神薬理学
/
セロトニン
/
GABA
/
縫線核
/
情動
/
ストレス
/
発達
/
海馬
/
内側前頭前野
/
RT-PCR
研究概要
情動に関わっている背側縫線核(DRN)におけるセロトニン(5-HT)含有神経細胞の多くがGABAを含有している.これら古典的な神経伝達物質が共存する意義やその役割・機能は全く明らかになっていない.そこでこの共存神経細胞の機能解析と,発達,幼若期におけるストレスの影響を検討した.DRNには5-HT合成
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (24件 うち査読あり 20件) 学会発表 (35件) 図書 (1件) 備考 (3件) 産業財産権 (1件)
14.
脳機能発達の臨界期における神経可塑的変化を基盤としたストレス応答機構の解明
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道医療大学
研究代表者
松本 眞知子
(松本 真知子)
北海道医療大学, 薬学部, 准教授
研究期間 (年度)
2007 – 2008
完了
キーワード
脳発達
/
ストレス
/
臨界期
/
脳機能発達
/
恐怖記憶
/
メタ可塑性
/
幼若期ストレス
研究概要
本研究は、幼児虐待を視野に入れ、脳内神経回路網が急速に発達する幼児期に過度のストレスを負荷すると、成長後ストレスに対する脆弱性が生じるとの仮説を動物実験により証明した。すなわちラット幼若期の一定期間にストレスを負荷により、成長後の情動行動ならびにシナプス応答に異常が生じることを明らかにし、またその背
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (14件 うち査読あり 14件) 学会発表 (6件)
15.
扁桃体を中心とした不安の脳内神経回路の研究
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
精神神経科学
研究機関
北海道大学
研究代表者
泉 剛
北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教
研究期間 (年度)
2007 – 2008
完了
キーワード
精神薬理学
/
不安
研究概要
不安の動物モデルであるラットの恐怖条件付けストレスにおいて、ストレス時に扁桃体基底核で、神経細胞の活性増加が認められ、同部位が不安に中心的な役割を果たしていることが明らかとなった。さらに、扁桃体基底核誘発電位が、fluvoxamine投与によって増強した。基底核での5-HT神経伝達増強によって、同部
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (10件 うち査読あり 10件) 学会発表 (4件)