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検索結果: 10件 / 研究者番号: 90510123
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1.
巨核球・血小板系由来HMGB1の各種難治性疼痛への関与
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分47040:薬理学関連
研究機関
近畿大学
研究代表者
川畑 篤史
近畿大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2024-04-01 – 2027-03-31
交付
キーワード
化学療法誘発性末梢神経障害
/
血小板
/
HMGB1
/
難治性疼痛
/
トロンボモジュリン
研究開始時の研究の概要
化学療法誘発性末梢神経障害 (CIPN)の病態 に、MΦ由来HMGB1に加えて、巨核球・血小板系由来のHMGB1が関与することを見出し、抗血小板薬がCIPN発症を阻止することを示す基礎研究結果と臨床エビデンスを得ている。そこで本研究では、CIPNに加えて、糖尿病性末梢神経障害、過敏性腸症候群、線維筋
...
2.
シュワン細胞における血液凝固系因子の発現変化と神経障害性疼痛の関係
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分48030:薬理学関連
研究機関
近畿大学
研究代表者
関口 富美子
近畿大学, 薬学部, 准教授
研究期間 (年度)
2023-04-01 – 2026-03-31
交付
キーワード
シュワン細胞
/
血液凝固因子
/
神経障害性疼痛
/
トロンビン
/
HMGB1
/
血液凝固系因子
研究開始時の研究の概要
がん化学療法や糖尿病で高頻度に認められる神経障害性疼痛(NP)の機序は不明な点が多く、効果的な治療法も確立されていない。NPの発症にシュワン細胞(SC)が形成する髄鞘の損傷、すなわち脱髄が関与するが、最近、脱髄後のSCにおいて数種の血液凝固因子の発現が増加することが示された。我々の研究室において血液
...
研究実績の概要
がん化学療法の副作用や糖尿病の合併症として高頻度に発症する神経障害性疼痛(neuropathic pain, NP)は、その発症メカニズムが明らかになっておらず有効な治療薬もほとんどない。我々は、抗がん剤のパクリタキセルやオキサリプラチンなどによる化学療法誘起末梢神経障害(chemotherapy-
...
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
この課題の研究成果物
学会発表 (2件 うち国際学会 1件) 備考 (1件)
3.
血栓止血系分子とHMGB1の相互干渉による疼痛制御のメカニズムと臨床的意義の解明
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分47040:薬理学関連
研究機関
近畿大学
研究代表者
川畑 篤史
近畿大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2021-04-01 – 2024-03-31
完了
キーワード
痛み
/
化学療法誘発性末梢神経障害
/
トロンボモジュリン
/
内臓痛
/
抗凝固薬
/
トロンビン
/
過敏性腸症候群
/
血液凝固
/
抗血小板薬
/
マクロファージ
/
神経障害性疼痛
/
HMGB1
/
内蔵痛
研究開始時の研究の概要
マウスあるいはラットの難治性疼痛モデルにおいてHMGB1の関与とトロンボモジュリンアルファの予防効果を検証した上で、HMGB1の由来細胞を同定する。次に、内因性トロンビンの活性や産生を阻害する各種抗凝固薬が、難治性疼痛の発症やトロンボモジュリンアルファの疼痛抑制効果に及ぼす影響を検証する。また、病院
...
研究実績の概要
2023年度は、基礎研究において、抗がん薬ビンクリスチンをマウスに投与することで誘発される化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)に対して、遺伝子組換えヒト可溶性トロンボモジュリン(TMα)が予防効果を示すことを再確認した上で、このTMαの効果がトロンビン依存性にHMGB1を不活性化することで生じるこ
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (3件 うち査読あり 3件、オープンアクセス 3件) 学会発表 (29件 うち国際学会 1件、招待講演 8件)
4.
内因性硫化水素合成阻害による抗がん剤の有効性増大と副作用軽減の可能性について
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分47040:薬理学関連
研究機関
近畿大学
研究代表者
関口 富美子
近畿大学, 薬学部, 准教授
研究期間 (年度)
2020-04-01 – 2023-03-31
完了
キーワード
硫化水素合成酵素
/
シスタチオニン-β-シンターゼ(CBS)
/
多発性骨髄腫
/
芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素阻害薬
/
カルビドパ
/
がん増殖抑制
/
CBS阻害薬
/
cystathionine-β-synthase
/
化学療法誘起末梢神経障害
/
抗がん剤抵抗性獲得
/
D-カルビドパ
研究開始時の研究の概要
生体内で数種の合成酵素により産生される硫化水素(H2S)が、抗がん剤による化学療法誘起末梢神経障害(CIPN)の発症および抗がん剤抵抗性がん増殖の両方に関与するかを検討することで、H2S合成酵素の阻害が抗がん剤治療の効果を高めるとともに、CIPNの発症を阻止あるいは軽減できる可能性を明らかする。また
...
研究成果の概要
本研究では、生体内で硫化水素(H2S)を産生する酵素シスタチオニン-β-シンターゼ(CBS)の阻害が、がん化した形質細胞である多発性骨髄腫の細胞増殖を強く抑制することを明らかにした。さらに、パーキンソン病治療薬であるカルビドパがCBS阻害活性を有し、多発性骨髄腫の細胞死を誘起することを見出した。これ
...
この課題の研究成果物
学会発表 (3件) 備考 (2件)
5.
カンナビノイド受容体とT型Caチャネルを標的とする過敏性腸症候群の新規治療戦略
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
審査区分
小区分47040:薬理学関連
研究機関
近畿大学
研究代表者
坪田 真帆
近畿大学, 薬学部, 講師
研究期間 (年度)
2018-04-01 – 2021-03-31
完了
キーワード
過敏性腸症候群
/
T型カルシウム
/
T型カルシウムチャネル
/
マクロファージ
/
カンナビノイド受容体
/
HMGB1
研究成果の概要
ButyrateおよびTNBS誘起関連痛覚過敏および結腸過敏にCav3.2 T型カルシムチャネルが重要な役割を持つことが明らかになった。一方、CB1およびCB2受容体刺激薬は本モデルにおいて明確な効果を示さなかった。そこで既存医薬品の中でT型カルシムチャネル阻害活性を有する抗不整脈薬や抗狭心症薬be
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (11件 うち査読あり 2件) 学会発表 (17件 うち国際学会 7件)
6.
過敏性腸症候群におけるT型カルシウムチャネルの機能変化と制御因子の影響
研究課題
研究種目
若手研究(B)
研究分野
薬理系薬学
研究機関
近畿大学
研究代表者
坪田 真帆
近畿大学, 薬学部, 講師
研究期間 (年度)
2015-04-01 – 2018-03-31
完了
キーワード
Cav3.2
/
過敏性腸症候群
/
結腸過感受性
/
T型カルシウムチャネル
/
結腸痛
研究成果の概要
本研究により、マウスのbutyrate誘起IBSモデルでは、Cav3.2 T-channelの機能亢進が起こっており、これによってTRPV1の直接刺激あるいはPAR2刺激を介する間接的活性化、さらにTRPA1刺激に対する結腸痛覚過敏が生じている可能性が示唆された。本知見は、IBSの発症にかかわる分子
...
この課題の研究成果物
学会発表 (6件) 備考 (1件)
7.
核内蛋白HMGB1を標的とする癌化学療法誘起神経障害性疼痛と内臓痛の予防と治療
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
疼痛学
研究機関
近畿大学
研究代表者
川畑 篤史
近畿大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2014-04-01 – 2017-03-31
完了
キーワード
HMGB1
/
RAGE
/
CXCR4
/
Toll-like receptor 4
/
トロンボモジュリン
/
神経障害性疼痛
/
内臓痛
/
膵臓痛
/
HMGB1
/
膀胱痛
/
TLR4
/
神経症障害性疼痛
/
結腸痛
研究成果の概要
核内蛋白HMGB1はdamage-associated molecular patternsとして、病態時に細胞外に放出される。今回は、癌化学療法誘起神経障害性疼痛および内臓痛におけるHMGB1の役割を解析した。その結果、HMGB1は、RAGE、Toll-like receptor 4、CXCR4な
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (3件 うち査読あり 2件、謝辞記載あり 2件、オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件 うち国際学会 4件、招待講演 5件) 備考 (2件)
8.
間質性膀胱炎における痛みの発現メカニズムの解析:サブスタンスPと硫化水素の役割
研究課題
研究種目
若手研究(B)
研究分野
応用薬理学
研究機関
近畿大学
研究代表者
坪田 真帆
近畿大学, 薬学部, 助教
研究期間 (年度)
2011-04-28 – 2015-03-31
完了
キーワード
間質性膀胱炎
/
硫化水素
/
サブスタンスP
/
Cav3.2
/
薬理学
/
膀胱痛
/
膀胱炎症
/
サブスタンスP
研究成果の概要
膀胱組織においてサブスタンスPはおそらくNK1受容体を介して硫化水素合成酵素シスタチオニン-γ-リアーゼ (CSE)のup-regulationを引き起こし、これによって膀胱組織内で生成された硫化水素が炎症の進行を促進するとともにCav3.2 T型カルシウムチャネルを活性化することで膀胱痛の発現およ
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (1件 うち査読あり 1件) 学会発表 (9件)
9.
PKAおよびカルシニューリンによるT型カルシウムチャネル機能調節を介した疼痛制御
研究課題
研究種目
基盤研究(C)
研究分野
疼痛学
研究機関
近畿大学
研究代表者
川畑 篤史
近畿大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度)
2011 – 2013
完了
キーワード
カルシウムチャネル
/
PKA
/
カルシニューリン
/
痛み
/
神経突起伸長
/
薬理学
/
PKA
/
神経突起
/
イオンチャネル
/
カルシウム
/
プロテインキナーゼA
/
疼痛制御
研究概要
T型カルシムチャネルの3つのサブタイプのうち、Cav3.2は侵害受容ニューロンの末梢終末に豊富に発現し、痛みの情報伝達に重要な役割を果たしている。今回は、Cav3.2のリン酸化および脱リン酸化による機能調節とそれによる疼痛制御の分子メカニズムを解析した。その結果、プロスタグランジンEP4受容体刺激に
...
この課題の研究成果物
雑誌論文 (6件 うち査読あり 6件) 学会発表 (30件 うち招待講演 1件) 備考 (1件)
10.
ガスメッセンジャー硫化水素のシクロホスファミド誘起膀胱炎および膀胱痛への関与
研究課題
研究種目
若手研究(スタートアップ)
研究分野
応用薬理学
研究機関
近畿大学
研究代表者
松波 真帆
近畿大学, 薬学部, 助手
研究期間 (年度)
2008 – 2009
完了
キーワード
ガスメッセンジャー
/
硫化水素
/
膀胱炎
/
膀胱痛
/
一次知覚神経
/
神経因性炎症
/
硫化水素合成酵素
/
T型Ca^<2+>チャネル
/
内因性ガス
/
痛み
/
炎症
研究概要
本研究により、シクロホスファミド誘起膀胱炎モデルでは、TRPチャネルを介した初期の炎症が引き金となり、硫化水素合成酵素が発現誘導されることで膀胱内で硫化水素の産生が増大し、これがT型Ca^<2+>チャネルを介して膀胱痛を誘起する一方、炎症症状を悪化させている可能性が示唆された。本知見は、膀胱炎や膀胱
...
この課題の研究成果物
学会発表 (8件) 備考 (3件)