転写ユニティー機構を構築する多因子間相互作用の網羅的解明
Project Area | Elucidation of the mechanisms of transcriptional unity by understanding spatiotemporal multifactorial interactions |
Project/Area Number |
21H05159
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (III)
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
高橋 秀尚 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30423544)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 晃 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (80589664)
|
Project Period (FY) |
2021-08-23 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥54,600,000 (Direct Cost: ¥42,000,000、Indirect Cost: ¥12,600,000)
Fiscal Year 2023: ¥18,200,000 (Direct Cost: ¥14,000,000、Indirect Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 2022: ¥18,200,000 (Direct Cost: ¥14,000,000、Indirect Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 2021: ¥18,200,000 (Direct Cost: ¥14,000,000、Indirect Cost: ¥4,200,000)
|
Keywords | 転写 / RNAポリメラーゼII / メディエーター複合体 / 液ー液相分離 / 転写制御 / IRF8 |
Outline of Research at the Start |
これまでの遺伝子発現制御の研究においては、核内で一連の転写のプロセスが連続反応によって進行し、RNAが合成されると考えられてきた。ところが、最近の研究によって、「転写プロセス全体が密な相互連携によって一体化(Unity: ユニティー)し、遺伝子発現を制御する機構」(転写ユニティー機構)の存在が強く示唆された。そこで本研究では、転写ユニティー機構を構築する多因子間相互作用の解明を目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究により、エンハンサーなどの転写調節領域や遺伝子領域を含むゲノムDNAのみならず、転写産物である新生RNAやnon-coding RNAなどのRNAもタンパク質との相互作用により多因子間相互作用を形成し、転写ユニティー機構に関与すると考えられた。このような時空間的な多因子間相互作用による転写ユニティー機構を明らかにするために、従来の転写研究で重要視されてきた生化学的なタンパク質複合体の解析を軸とする相互作用のみでなく、タンパク質、ゲノムDNA、新生RNAやnon-coding RNAを含む多因子間で形成される複雑且つ多様な相互作用を時空間的・網羅的に解明する必要がある。本研究では、多因子間相互作用を時空間的且つ網羅的に捕捉するために、in situビオチン化法による多因子間相互作用の網羅的同定法の確立を行った。手法の確立のためにいくつかの核内構造体に着目して、それらの構成因子の網羅的同定を行った。 さらに、転写ユニティーの構築に重要な役割を果たすメディエーター複合体に着目し、その転写ユニティーにおける役割を解明を試みたところ、メディエーター複合体は転写開始から終結までを統合的に活性化することが明らかとなった。さらに、メディエーター複合体は転写終結後のRNAプロセシングとも連携して、転写ユニティーを構築することが示唆された。今後はメディエーター複合体がmRNA合成の全てのプロセスとユニティーを構築するメカニズムの解明を目指す。
|
Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(24 results)
-
-
-
-
[Journal Article] Sez6l2 autoimmunity in a large cohort study2023
Author(s)
Abe M, Yaguchi H, Kudo A, Nagai A, Shirai S, Takahashi-Iwata I, Matsushima M, Nakamura N, Isahaya K, Yamano Y, Ashida S, Kasai T, Tanaka K, Watanabe M, Kondo T, Takahashi H, Hatakeyama S, Takekoshi A, Kimura A, Shimohata T, Yabe I.
-
Journal Title
Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry
Volume: 94
Issue: 8
Pages: 667-668
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] メディエーター複合体の液滴による転写ユニティー制御機構の解明2023
Author(s)
鈴木秀文, 阿部竜太, 池 陽子, 古郡華月, 小川真太郎, 豊田敦, 鈴木穣, 井野洋子, 木村弥生, 秋山智彦, 石川博子, 廣瀬智威, 山本達郎, 斉藤典子, 山口雄輝, 高橋秀尚
Organizer
第96回日本生化学会大会
Related Report
Invited
-
-
-
[Presentation] Poll Ⅱの一時停止および核体凝集体の制御におけるメディエーター複合体の役割.2022
Author(s)
鈴木秀文, 阿部竜太, 嶋田美穂, 廣瀬智威, 廣瀬博子, 野口慶介, 池 陽子, 安井七海, 古郡華月, 山口雄輝, 豊田 敦, 鈴木 穣, 山本達郎, 斉藤典子, Shigeo Sato, Chieri Tomomori-Sato, Ronald C. Conaway, Joan W. Conaway, 高橋秀尚
Organizer
第45回日本分子生物学会年会
Related Report
Invited
-
-
-