胃底腺副細胞の発生・分化に関する免疫組織化学的・分子生物学的アプローチ
Project/Area Number |
06670030
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
菅沼 龍夫 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (60115350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井出 惣幸 宮崎医科大学, 医学部, 教務職員 (20244212)
生沼 勉 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20168842)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 粘液糖蛋白質 / レクチン / GSA-II / 消化管 / 副細胞 / コア蛋白質 / 免疫組織化学 / 遺伝子クローニング |
Research Abstract |
胃底腺副細胞は粘液組織化学的に表層粘液細胞とは異なった粘液を分泌することがが知られており、哺乳類の消化管では副細胞の他、噴門腺細胞、幽門腺細胞および十二指腸ブルンネル腺細胞に共通してこの副細胞型粘液が発現している。胃潰瘍や胃癌などにおいてこの副細胞型粘液の分泌が亢進することも知られている。我々はこれまでに副細胞型粘液がGriffonia simplicifolia agglutinin(GSA-II)で特異的に認識されることに着目し、ラット胃粘膜よりGSA-II認識粘液糖蛋白質(GMG)を精製、さらにこのGMGにdeglycosylationを施しdeglycosylated GSA-II認識糖蛋白質(deGMG)を得た。このdeGMGで家兎を免疫し、特異抗体を得ることに成功した。免疫組織化学的に得られた抗体がdeGMGを特異的に認識することが確認された。この特異抗体を用いてGMGのコア蛋白質部分をコードするcDNA解析に着手した。まずラット胃および十二指腸のcDNAライブラリーを作製した。このcDNAライブラリーを宿主大腸菌Y1090に感染させ、外来遺伝子を発現させた。deGMGに対する特異抗体を用いて、免疫スクリーニング法により陽性プラークを単離し、十数個のクローンを得ることに成功した。現在サブクローニング、DNAシークエンシングへと進めている段階である。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)