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腎細胞癌におけるインシュリンおよびインシュリン様成長因子に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09771228
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Urology
Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

橋本 紳一  自治医科大学, 医学部, 講師 (30237937)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菅谷 泰宏  自治医科大学, 医学部, 助手 (00265266)
Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords腎癌 / インシュリン様成長因子 / 腎細胞癌 / インシュリン
Research Abstract

【目的】
ヒト腎癌細胞株 KU-2,caki-1,VMRCを用いてインシュリンによる増殖促進作用の有無を検討するとともに,インシュリン様成長因子I,IIの合成の有無を確認する。
【方法】
ヒト腎癌細胞株 KU-2,caki-1,VMRCに対してインシュリンをそれぞれ0.1,0.5,1,5,10μg/mlで添加し,24時間および48時間後における増殖促進作用の有無を検討した。さらに,同様の細胞株を用いて,インシュリン様成長因子I,IIの合成の有無をノザンブロット法にて検討した。
【結果および考察】
ヒト腎癌細胞株 KU-2,caki-1,VMRCすべてにおいて濃度依存的に,24時間および48時間後においてインシュリンの増殖促進作用が確認できた。また,KU-2,caki-1においては,インシュリン様成長因子I,IIの合成がノザンブロット法にてmRNAレベルで確認された。しかし,VMRCにおいては両方とも確認されなかった。
以上より,前年,腎細胞癌患者においては,血中インシュリンが高いことを報告したが,このインシュリンが腎癌の増殖に関与していることが示唆された。さらに,腎癌細胞のインシュリン抵抗性について検討し,インシュリン抵抗性を改善することが腎癌細胞の増殖抑制につながるのかということを今後の課題と考えた。また,インシュリン様成長因子I,IIにおいても腎癌増殖への関与が示唆されるが,今後,腎癌細胞におけるインシュリン様成長因子I,IIの受容体の同定も含めてさらなる検討を予定している。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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