Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Research Abstract |
調査目的は,幼児の1日の飲み物摂取状況を調査し齲蝕予防に役立てることにある. 歯科保健管理を受診している小児のうち1歳6ヵ月健診と3歳6ヵ月健診を受診した小児に対し飲み物調査用紙を示し,氏名,年齢,1日に飲む飲み物の種類,量,時間帯を記録する.口腔内検診では,齲蝕活動性試験(カリオスタット)の結果,萌出歯数,dmft,dmfs,を記録する.以上の調査用紙に不備のないもの,1歳6ヵ月児127人,3歳6ヵ月児164人を調査対象とした. カリオスタットの結果,1歳6ヵ月児はCAT値の低いものが多く,3歳6ヵ月児はCAT値2以上のものが多かった. 各年齢の萌出歯数であるが,1歳6ヵ月児の萌出歯数は5〜20本とばらつきがあり,3歳6ヵ月児は18〜20歯であった.18,19歯のものは先天性欠如歯や癒合歯を持つものである. 齲蝕有病者率は,1歳6ヵ月児で3.1%,3歳6ヵ月児で36.0%であった. 各年齢の1人平均1日飲み物量は,1歳6ヵ月児で657.4mlで,3歳6ヵ月児では700mlであった.飲み物を非齲蝕誘発飲料である茶,水,牛乳とその他の齲蝕誘発飲料とに分けた.1歳6ヵ月児では,飲み物の種類と時間帯に有意差はなかった.3歳6ヵ月児において,午前の間食時,夕食時に齲蝕誘発飲料を摂取しているものが5%の危険率で有意に齲蝕保有者が多かった.牛乳は1日を通して最も良く飲まれていた.麦茶は食事中に最も良く飲まれていた.
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