Project/Area Number |
11771528
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎・地域看護学
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University of Health Sciences |
Principal Investigator |
本道 和子 東京都立保健科学大学, 助手 (80299990)
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Project Period (FY) |
1999 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 退院調整 / 退院計画 / 看護方法 / 支援過程 / 慢性呼吸不全 / AIDS / 神経難病 / 在宅ターミナルケア / 看護支援 / 在宅看護 / インフォームド コンセント |
Research Abstract |
1.退院調整過程の調査および分析 退院調整看護婦の退院調整過程について、前年度調査した7ケースの内、退院調整看護婦が継続的に支援していた3ケースを継続して調査した。また、今年度に退院調整を実施した4ケースについては、新規で退院調整過程を調査した。そして、得られた11ケースのデータをケース毎に、療養者の状況、家族の状況、退院調整看護婦の支援過程の3項目に対し、それぞれ時系列に整理した。さらに、退院調整看護婦に抽出された退院に向けた調整課題を内容別に分類し、それぞれの課題に対する調整過程を整理した。 その結果、退院調整の課題は大別して、(1)療養者の療養方法に対する意思決定、(2)療養者による退院に向けての調整課題の抽出、(3)療養者および家族による療養生活整備への支援、に分類できた。また、これらの課題には、克服の順序が存在し、まずは療養者が自分の療養方法を意志決定し、次いで具体的な調整課題を療養者自身が抽出し、そして具体的に療養生活の整備を実施する、という流れになっていた。退院調整看護婦は、常に療養者と目標を同じにし、療養者および家族が、退院調整の過程を踏めるように支援していた。これらの課題の克服には、さらに細かい調整課題の克服が必要であり、特に医療の継続方法(訪問診療、訪問看護、通院、転院を含む)について、看護職としてのアセスメントを活用した重点的な調整が行なわれていた。 また、退院調整の具体的な手順には、療養者の予後、疾患に関する告知を受けている人が誰か、介護保険の適用の有無により、バリエーションがあることが確認された。 2.報告書作成 以上の内容および前年度の文献検索結果を含めた報告書をまとめた。(添付資料参照)
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