光合成初期過程の動態解明に向けたカロテノイドの時間分解顕微ラマン分光測定
Project/Area Number |
13J04691
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)(実験)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
浦上 千藍紗 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 光合成 / 時間分解分光 / 顕微分光 / カロテノイド / 光合成細菌 / 人工光合成 / ラマン分光学 / 人工光合 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では光合成初期過程におけるカロテノイドの振電相互作用と緩和過程のダイナミクスを解明することを目的としている。植物が独自に発達させた光捕集アンテナ系に含まれるカロテノイドは太陽光エネルギーを余すことなく享受するための色調を与える主要因となっている。このカロテノイドのダイナミクスを解明すれば光合成において非常に高効率でエネルギー伝達を行う植物の光捕集から光反応中心への伝達の仕組みを明らかにすることができる。 その方法としては時間分解顕微ラマン分光測定を用いる。この研究を実施するために既に使用していた共焦点顕微ラマン分光測定装置を改良して時間分解ラマン分光測定ができるようにする。 本研究では、異なる細菌から単離してきた光捕集アンテナを再構成し、人工的に制御された光合成膜を測定する。再構成した光合成膜はバッファー中、およびポリマー中に固定したものを、共焦点顕微鏡を用いて分光測定し、平均と局所的なデータの二種類を得る。光合成細菌の光合成膜の検出を顕微で行うことによって膜内におけるカロテノイドの位置(構造)と機能の関係を、振動分光学を用いて明らかにする。膜内のカロテノイドがどのような構造をしているのかに関する知見を得ることができれば、光合成においてどのような構造をしていることが高効率なエネルギー移動をすることに重要なのかということがわかり、人工光合成の実現に貢献することができる。またこの測定と同時にカロテノイドの吸収スペクトルのシミュレーションを行った。このシミュレーションはラマンスペクトルのデータを用いて行うので、構造の情報をもとに電子構造をシミュレーションしている。吸収スペクトルのシミュレーションから求まった物理量を複数のカロテノイドについて比較することによってカロテノイドの構造において周辺環境と相互作用を受けやすいのはどの部分なのか、ということを定量的に検討することができる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Light-dependent conformational change of neoxanthin in a siphonous green alga, Codium intricatum, revealed by Raman spectroscopy2014
Author(s)
C. Uragami, D. Galzerano, A. Gall, Y. Shigematsu, M. Meisterhans, N. Oka, M. Iha, R. Fujii, B. Robert, and H. Hashimoto
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Journal Title
Photosynthesis Research
Volume: 121
Issue: 1
Pages: 69-77
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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[Presentation] The Raman Spectroscopic Study on Siphonous Green Alga, Codium intricatum, Cultivated at Two Different Kinds of Light Condition2014
Author(s)
Chiasa Uragami, Denise Galzerano, Andrew Gall, Yusuke Shigematsu, Maiwen Meisterhans, Naohiro Oka, Masahiko Iha, Ritsuko Fujii, Bruno Robert, and Hideki Hashimoto
Organizer
17th International Symposium on Carotenoids
Place of Presentation
Utah (United States of America)
Year and Date
2014-06-29 – 2014-07-04
Related Report
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[Presentation] Measuring the Raman Spectra of Siphonous green alga, Codium intricatum, Cultivated at Two Kinds of Light Condition2014
Author(s)
浦上千藍紗, Denise Galzerano, Andrew Gall, 重松佑典, Maïwen Meisterhans, 岡直宏, 伊波匡彦, 藤井律子, Bruno Robert, 橋本秀樹
Organizer
The 2013 OCARINA Annual International Meeting
Place of Presentation
大阪市立大学
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