The influence of artificial dam on stream ecosystems and material flow and development of rehabilitation method
Project/Area Number |
18580151
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
林学・森林工学
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Research Institution | Hokkaido Institute of Technology |
Principal Investigator |
YANAI Seiji Hokkaido Institute of Technology, 空間創造学部, 教授 (20337009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河内 香織 北海道工業大学, 非常勤講師 (50423984)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,940,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | ダム / 遡河性魚類 / 有機物 / 物質循環 / 修復工法 / 治山ダム / スリット化 / 土砂流出 / 渓流生態系 / 木製ダム / 淵 / サケ科魚類 / 渓流修復 / サクラマス / 遡上限界 / 遡上率 / プール / 砂防ダム / 分解実験 / 溶存酸素 / 希少魚類 / ダム切り下げ / 落葉 / 破砕食者 / リターバッグ |
Research Abstract |
ダム構造物が流域の物質循環や生態系に与える影響に関する解明と生態系を修復する手法を開発した.ダムが物質循環に及ぼす影響に関してはダムの背後に貯留される落葉が嫌気化して分解がされにくい過程を解明できた.また遡河回遊魚がダムによって遡上を阻まれる実態についてヤツメウナギやサクラマスで明らかにし,そのことが河畔の陸上生態系に与える影響に関して窒素安定同位体比分析で明らかにすることができた.こうしたダムの弊害を緩和する手法としてダムのスリット化が挙げられ,既存のダムの切り下げ試験を行政との共同で行い,その有効性について実証できた.さらに高落差のコンクリート構造物ではなく現地発生の木材を利用して防災的機能を発揮させつつも,魚類の生息場としても機能できるログダム,デブリキャッチャーなどの構造物を開発した.またアメリカ・カリフォルニア州でダム撤去の現場を実際に訪れ,技術的な問題点や行政的な課題などの情報収集を行った.
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Report
(4 results)
Research Products
(41 results)