Research Project
Grant-in-Aid for Exploratory Research
【目的】看護師を対象とした「せん妄教育プログラム」を開発し、本プログラムが看護師のせん妄患者のケアに対する自信の改善に寄与するか否かを検討した。【方法】以下の様なせん妄教育プログラムを施行した。・対象:地域の中核病院の病棟勤務の看護師を対象とした。なお、本プログラムの対象は、「せん妄担当看護師」として各病棟から1-2名程度選抜されたものとし、最終的には計20病棟から32人の参加を得た。・せん妄トレーニングワークショップの開催:「せん妄担当看護師」を対象として、せん妄に関する講義、せん妄のスクリーニングツール、事例検討、総合討論などの内容を含めたワークショップを2回開催した。・Q&Aコーナー:「せん妄担当看護師」の疑問に答えるため、計10回、1回につき2時間のせん妄に関するQ&Aコーナーを設け、せん妄に詳しい精神科医および看護師が質問に応じた。・せん妄担当看護師の役割:各病棟にてせん妄への取り組みを行った。プログラムの前後においてせん妄患者に対するケアの自信を評価した。評価項目は、せん妄に際して必要な検査項目、薬物療法、看護ケアの提供、適切な療養環境など15項目について、10段階リカートスケール(1:全く自信がない、10:とても自信がある)で評価した。【結果】本プログラム不参加の看護師(n=21)に比べて、参加した看護師(n=359)のせん妄患者に対するケアの自信が15項目中12項目において有意に向上した。
All 2009 2008
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Psychosoraatics (印刷中)