Purα-mRNAに含まれる新規RNA結合タンパクの構造と機能
Project/Area Number |
18790069
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
|
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
大橋 祥世 Nihon University, 薬学部, 助教 (00385981)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | 神経細胞 / mRNA輸送 / RNA結合タンパク |
Research Abstract |
Purα-mRNPに含まれる新規タンパクC9orf10のポリソーム結合領域を解析するため、RNA結合性があると予測されるC端側のグリシンリッチな部分(GFP-GG)とその領域を除いた部分(GFP-delta GG)のGFP融合タンパク質を作製した。これらtruncateをNG108-15細胞内で発現させ、sucrose gradientにより解析したところ、GFP-C9orf10はポリソームの遠心パターンと同様の挙動を示した。一方で、GFP-GGとGFP-delta GGについては、リボソームサブユニットに結合している遠心パターンであった。この結果から、C9orf10は全長がないとポリソームには結合しないことが示唆された。これまでに、C9orf10がpoly(A)mRNAを介してポリソームに結合していることを報告しているが、C9orf10にはC端側のグリシンリッチな部分(Gly-rich)のほかに膜結合モチーフ(TM)が4箇所存在する。そこで、これらの構造が細胞内分布にどのように関係するかを調べた。その結果、C9orf10のN末端側にあるTM1、TM2のみを融合したGFPタンパク質は、シスゴルジ領域に局在し、いくつかのマーカータンパク質と共局在した。また以前に、C端側のグリシンリッチな部分は核に集積することを観察したが、この領域にあるRGG配列あるいはGRG配列のR(リジン)をA(アラニン)に変換したところ、核への集積は抑制された。このことは、核への集積にRが必要であることを示唆している。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)