Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
歯周組織再生過程の初期(FGF-2による歯根膜細胞の増殖期)ならびに後期(歯根膜細胞の分化期)それぞれに誘導されるOPに関する検討を行なった。申請者らは、マウス歯根膜由来クローン細胞を既に樹立しており、in vitroで高い硬組織能を有するMPDL22を実験に供した。OPは細胞外基質としてだけでなく、血清中などにもその存在が知られている。そこで培養上清中のOPを含めた可溶性の細胞外基質について無機リン酸及びFGF-2による影響をenzyme linked immunosorbent assay (ELISA)を用いて検討した。また近年、細胞内にもOPが存在することが知られている。そこで、無機リン酸刺激及びFGF-2刺激によって誘導される細胞外基質及び細胞内OPの局在を免疫染色法にて検討した。その結果、無機リン酸刺激によって誘導されるOP発現は主に細胞内及び細胞外基質中に認められるのに対し、FGF-2刺激によって誘導されるOP発現は細胞内、および培養上清中に主として検出されることが明らかとなった。これらの事から歯周組織再生初期及び、後期にOPはそれぞれ異なる場所へ発現誘導され、その場において何らかの有益な機能を有している可能性が示唆された。
All 2008 2007
All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)
Matrix Biology (in press)
Journal of Celluler Physiology (in press)