メンタライズ機能に注目したアレキシサイミアの臨床介入ツール開発
Project/Area Number |
18K03161
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
|
Research Institution | Otemon Gakuin University |
Principal Investigator |
馬場 天信 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (00388216)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上地 雄一郎 岡山大学, 社会文化科学研究科, 特命教授 (80161214)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2018: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 感情 / アレキシサイミア / メンタライズ / メンタライゼーション / 母子関係 / 愛着 / アタッチメント / 感情のメンタライゼーション / 養育態度 / PBI / MAS / PRFQ / メンタライズされた感情認識 / 親子関係 / I feel Picture |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はコロナ禍によって調査データが歪む可能性を考慮し、延長申請を継続しつつ最終年度に予定されていた予備的介入研究の実施およびその前段階であるメンタライズ尺度の尺度化が遅れている状況にある。 本研究では、アレキシサイミア傾向者の感情のメンタライズにおける問題点を明らかにし、実際にアレキシサイミア傾向者に介入する場合に糸口を見出すことを主目的としている。2022年の4~9月については、前年度までに収集・発表したデータについての翻訳版である感情のメンタライズ尺度の因子構造の決定について共同研究者と意見交換をするとともに、データの再分析を行うことに使用した。現段階では、因子の収束状況からアメリカの原版と異なり文化差がある程度想定されることを念頭に3因子構造よりは5もしくは6因子構造が妥当である可能性を検討している。なお、これらの結果はイタリア版の因子構造と類似している点も多く、共分散構造分析による検討を行い、最終的な因子構造を決定する予定で進めている。 一方で、筆頭研究者である馬場が2022年9月より1年間の海外研修のためにNYで研究所での訓練を受けているため9月以降のデータ分析等は中断している。延長申請が受託されたため帰国後すぐにデータの再分析と論文投稿をする予定で考えている。なお、当初の研究目的であった小グループでの予備的介入研究の実行については、帰国後のコロナ禍の状況によっては断念し、介入研究に繋がる調査研究に修正する可能性が現在考えられている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
遅れている理由は2点である。1点は、コロナ禍により調査データが歪むことを危惧しての調査延期を継続している点である。2点目は、研究代表者が2022年9月より1年間の海外研修中であり、2022年度前半は渡米準備や手続きで多忙であったことや調査データの分析や学会発表等が困難であったということが大きく影響している。
|
Strategy for Future Research Activity |
まず、研究代表者の馬場は2022年9月に海外研修を終えて帰国するため、夏季期間中に帰国後の調査研究の最終目的を一部修正するのか予定通り実行するのかを判断する(予備的介入研究を実行するかそれに繋がる調査研究に修正するか)。また、9月までは日本語版の信頼性尺度の信頼性と妥当性の検討を行った論文の投稿を目指す。本研究は本年度が延長申請の最終年度であり、コロナ禍の影響は多少避けられないものの、可能な限り当初の目的に近い調査研究を実施する予定である。
|
Report
(5 results)
Research Products
(1 results)