Developing educational program for psychiatric nurses at special functional hospitals
Project/Area Number |
18K10306
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
野崎 章子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 講師 (90361419)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野地 有子 令和健康科学大学, 看護学部, 教授 (40228325)
小原 泉 自治医科大学, 看護学部, 教授 (80266642)
森内 加奈恵 千葉大学, 医学部附属病院, 看護師長 (40817839)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | 特定機能病院 / 高度医療 / 高難度精神科看護実践 / コンピテンシー / 精神科看護 / クリニカルラダー / 特定機能病院精神科 / 教育ニーズ / 精神科 / 教育プログラム / スキルアップ / 治療抵抗性精神疾患 / 看護実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は特定機能病院(SFH: Special Functioning Hospitals)精神科部門における精神科看護実践の向上を目標として、同科看護実践向上教育プログラムの開発を目的としている。2018年度は第一段階であり、日本全国のSFH精神科部門の病床規模などの施設特性、診療対象とする患者・疾患・治療内容等の概要と、実際の看護実践の内容等について明らかにした。翌2019年度は第2段階であり、1)複数のSFH精神科部門看護管理者を対象として、看護実践上の困難やニーズ等の聞き取り調査を行い、この結果を踏まえ、2)ある一SFHの精神科部門中堅看護師を対象として高難度精神科看護実践能力等について聞き取り調査を行い、発達パスおよび関連促進・阻害要因等を明らかにした。2020年度は本研究課題の最終段階として、上記1)および2)の結果を踏まえて、全国の全SFH精神科部門看護師を対象として、SFH精神科部門における実践内容・能力獲得・向上ならびに関連要因等に関する大規模調査を行い、教育プログラム案の精錬を予定していた。しかし、2020年度ならびに2021年度はCOVID-19蔓延の影響を受けた。2022年度は、影響は軽減されたものの、本研究課題の対象であるSFHは各地域における高度感染対策や人命救助の高度医療提供の核であること、そして、研究者らのヒアリングでは精神科病棟の入院数制限、外部との連絡制限によりグループホームへの見学や自宅への外出訓練等の退院に向けた支援や連携等の看護実践の減少等が認められた。このような状況から、SFHに対する調査については2022年度も倫理的配慮ならびに調査の妥当性の観点から取りやめ翌年度へと延期した。2022年度はこれまでの調査結果の発表準備に取り組み、SFH精神科部門に関する既存資料のレビューは学術雑誌にて論文として成果発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
先述の通り、本研究課題は、当初の計画では3年計画の最終年度の2020年度に、日本全国の特定機能病院の有床精神科部門看護師を対象として大規模調査を行い、教育プログラム案を精錬する予定であった。しかしながら、2020年度、2021年度は緊急事態宣言発出に至るほどのCOVID-19の全国的な蔓延の影響を受けて、特に高度医療および3次救急等の高度人命救助の中心的医療提供施設であるSFHを対象とする調査においては、倫理的配慮ならびに研究の妥当性担保という観点から延期とした。2022年度には影響は徐々に軽減されたものの、やはりSFHにおいてはCOVID-19対策および高度医療提供の核となっており、さらに、研究者らのヒアリングによると、同精神科看護師が他科に応援に行く、精神科の通常入院診療や退院支援も制限下にある、看護師の研修も通常通りに実施できない等の状況が認められた。高難度精神科看護実践向上を目標とする本研究課題の調査実施については、SFHの負担軽減および妥当性・信頼性のあるデータ収集を担保するという観点から、翌2023年度に繰り越したという状況である。
|
Strategy for Future Research Activity |
最終年度である2023年度は、前述の通り、本来2020年度に予定していた第3段階としての、教育プログラム案作成・洗練を実施する予定である。このプロセスとして、能力(コンピテンシー)発達パスに合わせたプログラム展開とするため、日本全国のSFH精神科部門の全看護師を対象とした質問紙調査を実施する予定である。しかし、COVID-19蔓延以降では、精神科医療における感染症罹患患者への診療提供が重要視されており、特に単科精神科病院での身体管理等を含む全人的医療・ケア提供の困難さにより、総合病院でもあるSFH精神科部門に求められている役割・機能が更新されている可能性がある。この状況は本研究課題に着手した2018年当時には想定もしていなかったが、将来のパンデミックの可能性や2024年度より開始となる第8次医療計画での事業項目となることにも鑑み、本研究課題においても含めることとする。
|
Report
(5 results)
Research Products
(16 results)