An Empirical Study of Human Relational Factors Promoting Employees' Spontaneous Behaviors
Project/Area Number |
18K12840
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
|
Research Institution | Tokyo University of Science (2023) Japan Advanced Institute of Science and Technology (2018-2022) |
Principal Investigator |
高島 健太郎 東京理科大学, 経営学部国際デザイン経営学科, 講師 (90805566)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | 自発的行動 / 内発的動機付け / 内発的動機づけ / 経験サンプリング法 |
Outline of Annual Research Achievements |
【最終年度に実施した研究の成果】 本研究は,自発性の高い従業員がしばしば日常生活と未分離の認識で行う業務上規定されない活動を自発的非正規行動と定義し,その程度の量的把握と人間関係要因との関係を明らかにすることを目的に掲げている.本年度は昨年度に未着手であった被験者単位での集計を行い,被験者の自発的行動とコミュニケーション行動および仕事の成果の関係の相関分析を行った.その結果,自発的行動はコミュニケーションを行った組織外の相手ののべ人数とやや正の相関があること,仕事の進捗と弱い負の相関があることが示された.この結果については経営情報学会の大会にて発表を行った.仕事の進捗との関係については想定とは異なる結果であったため,その理由について経営組織論および行動経済学の有識者と議論を行った. 【全体を通じて実施した研究の成果】 本研究ではイノベーションに寄与する行動として自発的非正規行動を自発的非正規行動とそれを促す要因の変数,組織パフォーマンスに関わる成果変数との関係を調査した.具体的に調査を実施したのは(1)自発的非正規行動と組織コミットメントとの関係,(2)自発的非正規行動と仕事の進捗の関係である.(1)に関しては,主に質問紙調査の結果から,従業員の自発的非正規行動のうち組織志向の行動への意欲と組織コミットメントの間にはやや正の相関があること,個人志向の行動への意欲と組織コミットメントの間には相関が無いことが示された.また企業の自発的非正規行動への許容度がポジティブな影響を与えることが示された.(2)については,経験抽出法の結果から,自発的非正規行動と仕事の進捗の間には弱い負の相関があることが示唆された.ただしこれは短期的な仕事の進捗を測定しており,今後長期的な仕事のパフォーマンスを目的変数にすることが必要だと考えられる.
|
Report
(6 results)
Research Products
(6 results)