Project/Area Number |
19K00602
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 高志 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (20377766)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ラオス / 危機言語 / チベット・ビルマ |
Outline of Research at the Start |
本研究では、(1)ラオス北部のポンサーリー県で話されているチベット・ビルマ系危機言語のうち、人口が非常に少ないために早急の調査が必要な3言語、ポンセット語(推定人口約数百人)、クー語(推定人口約3000人)、ムチ語(推定人口約3000人)を対象に、語彙調査、文法調査、テキスト収集・分析を行うことにより、3言語の全体像を捉えるドキュメンテーションを行い、(2)この3言語の周辺で話されている多数派言語の語彙調査を行うことにより、言語接触的状況を明らかにしたうえで、3言語を言語系統的に位置づける。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年8月の調査の内容は以下の通りである。ポンセット語については、2019年8月のときの話者が死去していたため、別の話者に対して調査を行った。866項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行い、収集済みの303項目の語彙のチェックを行い、基礎的な文法調査票を用いて文法調査を行った。ムチ(ワニュ)語については、866項目からなる語彙調査票を用いて、収集済みの語彙のチェックを行いつつ語彙調査を行い、収集済みの303項目の語彙のチェックを行い、基礎的な文法調査票を用いて文法調査を行った。加えて、物語を収集した。アカ・ヌクイ語については、866項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行い、収集済みの303項目の語彙のチェックを行い、基礎的な文法調査票を用いて文法調査を行った。アカ・チピャ語とアカ・プリ語については、303項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。プーノーイ語については、303項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行い、866項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。ルー語については、866項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。 2022年12月から2023年1月の調査の内容は以下の通りである。ポンセット語については、8月とは異なる村において調査を行った。303項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行い、そのチェックを行い、866項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行い、基礎的な文法調査票を用いて文法調査を行った。加えて、物語を収集した。 2023年3月の調査の内容は以下の通りである。ポンセット語、ムチ(ワニュ)語、アカ・チピャ語については、調査の進捗状況に応じて語彙調査を行った。クー語については、4つの村(方言)において、それぞれの方言の調査の進捗状況に応じて語彙調査と文法調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年度は、2019年8月から9月と2020年3月に現地調査を行う予定であった。ところが、新型コロナウイルス感染症の流行により、2020年3月に予定していた現地調査は行うことができなかった。また、2020年度は8月から9月、12月から1月、3月の合計3回の現地調査を予定していたが、これも同様の理由で現地調査を行うことができなかった。そして、2021年度は8月から9月、12月から1月、3月の合計3回の現地調査を予定していたが、これも同様の理由で現地調査を行うことができなかった。2022年度は、新型コロナウイルス感染症の流行状況が改善したため、8月から9月、12月から1月、3月の合計3回の現地調査を行うことができたが、調査が長期間できなかったことによる研究の遅れを取り戻すことができていない。
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Strategy for Future Research Activity |
ラオス側のカウンターパートと連絡を密に取り、新型コロナウイルス感染症の流行状況に関する情報を共有しつつ、可能な限り長期間、現地調査を行う。2023年度は、8月から9月、12月から1月、3月の合計3回の現地調査を予定している。
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