Identification and functional analysis of Kansl1-L gene isoform in testis that controls sperm aging
Project/Area Number |
19K09723
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
|
Research Institution | Kansai University of Health Sciences |
Principal Investigator |
畑村 育次 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (80336883)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 俊治 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (50275351)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 精子形成 / 老化 / DNAマイクロアレイ解析 / Kansl1ーL遺伝子のisoform / Kansl1-L遺伝子のisoform / 精子の加齢 / 精巣特異的アイソフォーム |
Outline of Research at the Start |
Kansl1-L遺伝子の精子形成にかかわる機能分析で、この遺伝子が欠けると精巣での精子形成が停止することをこの遺伝子のKOマウス作製で確認している。このKansl1-L遺伝子が我々の研究で精子細胞の加齢にとくに、Sirt1-ΔE2、Pgcα1遺伝子発現に関わっていることをマイクロアレイ解析で突き止めており、また我々は精巣に特異的なKansl1-L遺伝子のisoformを同定しており、このisoformと上記で示した加齢遺伝子とのクロストークを検討することで精子の老化の解明し、現在クローズアップされている男性不妊に関係する精子の老化の一端を明らかにすることを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
Kansl1-L KOマウスの精巣組織での組織学的検索を中心におこない、精子形成がA型精母細胞からB型精母細胞になりその後は減数分裂を開始し、第1分裂期のレプトテン期、ザイゴデン期、パキテン期、ディプロテン期、ディアキネシス期を経て、第二分裂期を経て精子細胞そして成熟した小さく先のとがった精子まで成長する過程の中で、このKansl1-L遺伝子がパキテン期後期まで関わり、最終的に精母細胞のアポトーシスを誘導し精子形成を完全に停止させていたことまで突き止めた。 KOマウスとWildマウスの精巣組織(4W)よりDNA マイクロ解析を行い、老化関連遺伝子群に有意な差を認め、KOマウスではとくにPgc1 α( peroxisome proliferator-activated receptor-γcoactivator 1α)遺伝子発現の著名な低下を認めており、このPgc1αと老化関連遺伝子の一つSirt1遺伝子(Sirt1-ΔE2)と精巣特異的なKansl1-L 遺伝子のisoform の解析を行っている。またKansl1遺伝子の抗体も作成し、その蛋白の発現様式も精巣成熟化過程(出生後8日から16日までの精巣組織)において解析を行い、Pgc1α及びSirt1遺伝子の発現がKOマウス組織において減少しているのを確認している。 また同時に精巣特異的なKansl1-L 遺伝子のisoformの同定も同時に行っており、isoform1(Exon9の欠失)とisoform2(Exon15の欠失)を認めており、これらのアイソフォームとSirt1ーΔE2、Sirt1ーFL、Pgc1αとの発現様式の検索を腎臓組織の成長過程および老化(尿細管の拡張および線維化)を、経時的に免疫組織化学、分子生物的手法を用いて解析中である
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は大学でのコロナ感染対策で研究活動が大幅に制限されたことおよび大学での授業および診療活動(ワクチン接種業務およびコロナ検査等)にほとんど時間がとられ、研究活動がほぼ不可能であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度はCOVID-1に関して5/8より感染症法第2類相当から5類相当に移行することが政府から予定されおり、新型コロナ対策も3年経過し安定傾向にむかうと思われる。 日本政府の新型コロナ感染対策の体制の変化に伴い、大学の研究体制も、診療および教育環境も改善されて、緩徐であるが研究を遂行する環境が整いつつある。今年度も引き続きコロナ感染対策には万全を期し、研究を遂行できるよう努力いたします。
|
Report
(4 results)
Research Products
(3 results)