看護・介護現場における腰痛予防教育管理システムの開発
Project/Area Number |
19K10717
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
伊丹 君和 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (30310626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 靖貴 滋賀県立大学, 工学部, 講師 (70609734)
千田 美紀子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (90614595)
関 恵子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (40760393)
安田 寿彦 滋賀県立大学, 工学部, 名誉教授 (60157998)
八木 利津子 桃山学院教育大学, 人間教育学部, 教授 (00780313)
米田 照美 滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (00353037)
伊丹 琢 青山学院大学, 理工学部, 助教 (40834057)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | 看護・介護 / 腰痛予防 / 教育管理システム / 看護 / 介護 / システム |
Outline of Research at the Start |
本研究では、看護師および介護士の腰痛予防対策として活用可能な「腰痛予防教育管理システム」の構築を目ざす。 実際の看護・介護現場において腰痛予防対策に関する現状調査を行った後、看護学生および看護師・介護士を対象として、腰痛予防教育管理システムの考案・試作・開発を行う。また、腰痛予防教育プログラムとして組み込めるビジュアル教材制作も行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、看護・介護現場における腰痛予防教育管理システムとして開発したデバイスを用いての検証実験結果をまとめ考察した。 本デバイスは、看護師および介護士の腰痛問題に対して、移乗介助等における前傾動作中のひねり動作に着目し、腰部に負担のかかる危険前傾姿勢に対して警告音を発生可能なものである。また、リアルタイムにて前傾姿勢角度および前傾動作中のひねり姿勢角度を検出可能であり、装着者の胸ポケットに挿入可能であり、簡易に活用できる。なお、本研究における危険前傾姿勢角度は,国際的な職業腰痛リスク評価法として採用されている REBA(Rapid Entire Body Assessment)を参考に設定した。REBA は勤務時における筋骨格系疾患を防ぐために開発された全身における姿勢評価指標であり、矢状面における全身の姿勢評価スコアと継続時間に関するアクティビティ評価 スコアを加算しリスク評価を行うもので、前傾姿勢角度に関しては20 度、20 度から 60 度、60 度以上で細分化される。そこで本研究では、前傾姿勢角度に関して20度、60 度でそれぞれ警告音をフィードバックする設定とした。ひねり姿勢角度に関しては、従来研究より30 度のひねり姿勢において、初期姿勢に対して有意に脊柱起立筋、外腹斜筋、内腹斜筋に増加が確認されたことから、本研究では30 度以上のひねり姿勢角度をひねり動作と定義している。 本デバイスの有効性の検証として、看護師 4 名ならびに看護学生4 名を対象として、ベッドから車いすへの移乗介助動作を本デバイスの警告音の有無により比較した。実験結果より、本デバイスを装着することで、前傾姿勢角度、ひねり姿勢角度が有意に改善することが確認できた。したがって、本デバイスを用いることで姿勢改善を促し、腰部負担を軽減することが可能であることを確認した。
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Report
(5 results)
Research Products
(22 results)