Project/Area Number |
19K10781
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Tohoku Fukushi University (2023) Tohoku Bunka Gakuen University (2019-2022) |
Principal Investigator |
太田 晴美 東北福祉大学, 健康科学部, 准教授 (90433135)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 典子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 教授 (10320863)
尾山 とし子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (80269456)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 災害看護 / アクションリサーチ / 備災活動 / 備災 / 看護管理者 / 災害看護人材育成 / 看護師育成 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,仕事(職場)と,職場外災害看護組織に所属するパラレルキャリアを持つ看護師との協働により、備災活動の意義と教育・訓練方法の構築を行うこと、働く場を問わず看護師が日常と災害のつながりを考え、個人の備災と職場に貢献できる人材育成を目指す。 アクションリサーチを用い、北海道胆振東部地震時の状況を看護管理者、備災活動経験のある看護師(パラレルキャリアを持つ看護師)にインタビューし、現実課題を明らかにする。先行研究で構築した日常と災害のつながりを意識した研修を、評価、改善、実践可能な備災教育県k集を策定する。 本研究は備災教育と人材育成を支援する仕組みにアプローチする介入研究である。
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、研究協働者である看護職17名でワークショップを行った。継続してワークショップに参加していた看護職は、2019年以降新型コロナウィルス感染対応が余儀なくされ、新型コロナウィルスの集団感染等は、日常看護実践かつ災害対応そのもでもあった。そのような中では、院内外活動を行う感染リスクを踏まえ、多くの施設では災害研修や訓練なども中断等を余儀なくされた。本研究のワークショップも同様で、2022年度より再開でき、新型コロナウィルス禍で、災害にどのようにかかわってきたか等を共有してきた。 本年は、感染対策を行ったうえで集合が可能となり、協働者が17名でワークショップを行った。まず、今日的な災害看護の動向として、新型コロナ集団感染を経験し、災害支援ナース教育や認定などの変更点を共有した。また、能登半島地震で災害支援活動を行った参加者と意見交換を行い、地域アセスメントの重要性と、事前準備(備災)の必要性を認識した。 その後、先行研究から約10年の時を経過し、災害看護に関心を持つ看護職があらためて「災害看護とは」についてグループでディスカッションした。「被災者も私たち(看護者)も持てる力を互いに結集し、新たな日常を作り出す前の実践」「日常からシミュレーションし有事に生活と命を守ること-確かな知識と技術を持ち安全を守る-」「感情をコントロールする」「負を抜け出そうとする力、よりよくするベクトル」と述べていた。国内外で災害が頻発・多様化し、看護職自身が災害に携わる経験が増し、災害の研修機会も増えたことで、考えに変化があったと言える。 災害看護に興味を持ち、他施設の看護職と交流を持つ場を継続することは、物、システムだけを備えるだけではなく、看護職自身の考え方や、意識にも変化を及ぼす。何より共有する仲間や場があることは災害への備え、看護師の備災活動として有用であることが明らかになった。
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Report
(5 results)
Research Products
(19 results)