PCPプログラム開発:子どもの採血・血管確保時の苦痛緩和のためのプログラム
Project/Area Number |
19K11102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Seisen University |
Principal Investigator |
平田 美紀 聖泉大学, 看護学部, 教授 (90614579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 美佐 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (10633597)
流郷 千幸 名桜大学, 健康科学部, 教授 (60335164)
村井 博子 聖泉大学, 看護学部, 講師 (90782649)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 採血・血管確保 / 子ども / 苦痛緩和 / スタッフ研修会 / 看護師 / HPS / 薬物療法 / 外用局所麻酔剤 / 発達障害 / 保育士 / 苦痛・痛み / 採血 / 血管確保 |
Outline of Research at the Start |
プレパレーションの概念が日本に入ってきて以来、採血・血管確保時の苦痛緩和のための関わりは看護師中心であり、親の同席やディストラクション(気晴らし)を実施してきたが未だ定着していない現状である。その理由として、医療職間においてプレパレーションの知識や理解に差があること、また熟練した看護師の異動などでプレパレーションの知識や技術が継承されていないなどがあげられる。したがって、子どもの採血・血管確保に関わる全職種に対する知識と技術の普及が早急に必要であると考えた。本研究では、誰でも同じように実施できる子どもの採血・血管確保時の苦痛を緩和するためのプログラムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
子どもの採血・血管確保時の苦痛緩和のために、子どもに関わる医療者を対象にしたスタッフ研修会はコロナ禍の影響で2020年度よりオンラインでの開催へ変更している。したがって、スタッフ研修会の内容を苦痛緩和にまつわるテーマとし、実践につながるよう検討してきている。 これまでのスタッフ研修会の受講者からは、苦痛緩和の薬物療法について外用局所麻酔剤に関する質問が多くあった。そこで、2022年度は苦痛緩和の実際に加え、特別企画としてクスリにまつわる子どもと家族へのかかわり方を追加した。スタッフ研修会はいずれも半日のオンラインで2回/年開催した。 クスリにまつわる内容は薬理学大学教員、小児薬物療法認定薬剤師、看護師、HPSの立場から講義し、意見交換した。参加者は小児科医、看護師、保育士、HPSの18名であった。また採血・血管確保を受ける子どもの苦痛緩和の実際では、小児科医、小児看護専門看護師、外用局所麻酔剤の製薬会社からそれぞれの立場の講義とし、意見交換をした。参加者は小児科医、看護師、保育士、HPSの22名であった。スタッフ研修会の評価を行うため、受講者に対して独自で作成した質問紙調査を行った。分析は単純集計で、自由記載は内容ごとにまとめた。スタッフ研修会の受講者からは、専門職からの講義は学びが多く、さらに実践にすぐに役立つなどの意見があり、集計結果を基に研修会の評価を行った。 また、オンラインでの研修会は全国から参加できるため、2020年度のスタッフ研修会から継続して参加している医療者もあったが、オンラインでのグループセッションには限界もあり、今後は対面とオンラインのハイブリットとして企画する必要がある。 ホームページでは、研修会の資料の掲載をしているがその他のコンテンツの更新については検討している。またSNSを活用し、スタッフ研修会の案内や子どもの苦痛緩和の実践に向け参考になる内容を配信している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画については、コロナ禍の影響で2020年度よりスタッフ研修会をオンラインへ変更しており、研究内容を大幅に修正している。そのため、受講者の調査については、年度ごとのスタッフ研修会参加に対する調査となった。今後も、当初の計画であったスタッフ研修会(講義、グループセッションを1日スケジュールで実施)の開催は変更せざるを得ないため、実施してきたスタッフ研修会を評価する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
採血・血管確保時の苦痛緩和が子どもに関わる医療者が誰でも実施できることを目指し、研修内容を企画していたが、コロナ禍の影響で計画が大幅に変更せざるを得なかった。オンライン研修は全国から参加できるメリットはあるが、グループセッションが効果的に実施できないため、今後は対面とオンラインでの研修会を企画する。また、これまでのスタッフ研修会へ継続して参加している医療者がいるため、話題提供者として依頼しスタッフ研修会で育成したプレゼンテーターとして活躍の場を設けていく予定である。 また、受講者がスタッフ研修会受講後にどのように実践へ活用しているのか追跡調査の必要があり、今後調査方法を検討し実施していく。 ホームページのコンテンツの更新を検討し苦痛緩和の実際に関する内容を掲載する。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)