Project/Area Number |
19K18079
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55020:Digestive surgery-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
渡邊 秀一 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 助教 (20771827)
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Project Period (FY) |
2021-03-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 膵癌 / エピゲノム / がん抑制遺伝子 / KDM6A / 癌サブタイプ |
Outline of Research at the Start |
①臨床検体によるKDM6A発現の解明 ②KDM6A KO/強制発現株におけるKDM6Aの生物学的意義の解明 ③KDM6A KO/強制発現株におけるエピゲノム修飾因子の変化の解明 ④臨床検体を用いたKDM6A変異がもたらす癌ヘテロ性の解明 ⑤KDM6A不活化サブタイプに対する新規治療法の解明
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Outline of Annual Research Achievements |
大規模統合解析の結果をもとに最も予後不良なサブタイプの特徴としてKDM6A不活化変異が報告された。KDM6Aは主に転写亢進をもたらすヒストン修飾調節因子として知られているが、ヒト膵癌においてその分子生物学的機能の解明は行われていない。本研究では公共データベースおよび臨床検体を用いてKDM6A発現の臨 床的意義を検討した上で、KDM6Aのノックアウトおよび強制発現を行ったヒト膵癌細胞株において機能解析を行った。 前年度までの解析では、公共データベースの検討およびKDM6A-不活化膵癌細胞株の解析により①KDM6A不活化が予後不良膵癌サブタイプと関連すること、②KDM6A不活化により膵癌細胞株が悪性化すること、③悪性化に至る機序としてCDKN1Aなどの癌抑制遺伝子のプロモーター領域におけるH3K27ac低下、転写抑制が関 連すること、④KDM6A不活化細胞株に対しHDAC阻害薬が特異的効果を示すこと⑤HDAC阻害薬投与によって起こるH3K27ac上昇によりがん抑制遺伝子の発現回復をみとめることを明らかにした。 以上の結果から予後不良なKDM6A不活化膵癌サブタイプにおいてHDAC阻害薬が特異的治療効果を持つ可能性が示唆された。 今年度の解析では、前年度にひきつづき膵癌同所移植マウスモデルを開発し、KDM6A不活化細胞株を移植することでその悪性度の評価を行う準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画と比較し遅延なく研究が遂行できているため
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Strategy for Future Research Activity |
同所移植モデルマウスの開発をすすめる。
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