サッカーにおけるゴールキーパーの守備能力評価指標の開発と主観的評価との比較
Project/Area Number |
19K19941
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Shizuoka University (2022) University of Tsukuba (2019-2021) |
Principal Investigator |
平嶋 裕輔 静岡大学, 教育学部, 講師 (60825074)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | サッカー / ゴールキーパー / クロス / ブレイクアウェイ / 客観的評価 / ロジスティック回帰分析 / ゲームパフォーマンス分析 / EURO2020 / 守備能力 |
Outline of Research at the Start |
サッカー等の集団競技では、評価を監督やコーチの主観に依存することが多い。だが、主観的評価は様々な問題点が指摘されている。これまでに申請者らは、サッカーにおけるゴールキーパー(以下GK)の、シュートを止めるプレーである「シュートストップ」能力を客観的に評価する指標を開発した。しかし、GKがゴールを守るためには、シュートを止めるだけでなくボールを奪うことも重要である。 本研究の目的は、ボールを奪うプレーである「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」の能力を客観的に評価する指標を開発することである。本目的達成により、GKの全守備能力を数値化することが可能になり、先発選手の選択や選手獲得に有益である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、サッカーにおけるゴールキーパー(以下GK)の「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」能力を客観的に評価する指標を開発することである。本目的達成により、GKの全守備能力を数値化することが可能になり、先発選手の選択や選手獲得に有益である。さらに本研究では、開発した評価指標を用いた客観的評価と主観的評価による評価の比較を行い、開発した客観的評価指標の有用性についても検討を行いたいと考えている。 計画1年目に「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」の結果に影響を及ぼす主要因を明らかにするとともに、それぞれのプレー失敗確率を予測する回帰式を構築した。 計画2年目に「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」能力を評価する客観的評価指標を開発し、それらと「シュートストップ」能力の客観的評価指標の有用性を指導者(GKコーチ、サッカーコーチ、サッカー及びフットサル以外の競技を指導しているコーチの3群)の主観的な評価との比較から検証した。 計画3年目は新型コロナウイルス感染症の影響で延期していた、研究対象であるEURO2020の映像収集を行った。 計画4年目である2022年度は、回帰式の検証で用いる予定のデータを、試合の映像分析により収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により研究対象試合としていたEURO2020は延期となり、2021年に実施された。また、新型コロナウイルス感染症の影響が予想以上に長引いたことで、狭い空間で複数人が分析を実施することが難しく、なかなか研究を進めることが出来なかった。 そのため、研究実施順序を前後入れ替えるとともに、2021年度研究対象となる映像を収集し、2022年度に構築された回帰式の検証用データの分析を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
既に構築された回帰式の検証用データは収集できていることから、このデータを用いて統計解析を進める。 さらに最終年度として、得られた研究成果を論文及び学会発表により積極的に公開する予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(7 results)