勤労者の身体活動実践と健康増進を支援するIoTシステムの開発
Project/Area Number |
19K20177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology (2022) The University of Tokyo (2019-2021) |
Principal Investigator |
志村 広子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60626521)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 身体活動 / 座位行動 / 心身の健康 / 勤労者 / mobile health (mHealth) |
Outline of Research at the Start |
スマートフォンや活動・心拍計などのインターネットに接続可能な機器を活用し、勤労者の身体活動実践と健康増進を支援することを目的としたjust-in-time adaptive intervention(JITAI)のシステムを開発する。JITAIとは、日常生活下で取得された個人のデータをもとに、適切なタイミングと内容で介入を行う手法である。本研究の特徴は、(1)身体活動不足と、それに伴う心身の軽微な不調(本人の主観による肩・首の痛みや抑うつ気分の増加など)を検知して介入を行うこと、(2)それらの状況をデータに基づき提示し、本人に気づきを与えることによって間接的に身体活動の実践を促すことである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心身の健康問題に対し早急な対策が求められている勤労者を対象とし、IoTデバイスを活用した身体活動実践と健康増進を支援するシステムを開発することである。 2022年度は、(1)通信機能付きリストバンド型活動計およびクラウドを活用したデータ収集のための環境を整え、(2)実証実験を開始した。 (1)は活動計で取得したデータを個人のスマートフォン経由でクラウドに送信する仕組みである。スマートフォンにインストールする専用アプリはAndroid、iOSの両方に対応しており、個人のデータを可視化(グラフ表示等)することができる。活動計、アプリ、サーバを連携させ、データ収集するための環境を整え、実証実験を本格的に開始する前に、少人数を対象としたテストにより動作確認を行った。 (2)実証実験は2023年1月から本格的に開始した。20歳以上の勤労者を対象とした調査で、事前のアンケート調査、約1週間の日常生活下調査(機器装着)、事後のアンケート調査の3つの調査で構成している。機器装着については本研究で用いる活動計の他、研究用に開発された他社製デバイス2機種を同時装着してもらい、機種による出力の違いについても検討している。3月末までに勤労者約50名のデータ取得が完了した。対面での説明・機器配布が難しい場合にはオンラインで個別に対応している。2023年5月末まで実証実験を進めていく予定で、今後対象となるフィールドとの調整を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
通信機能付きリストバンド型活動計およびクラウドを活用したデータ収集システムを使い、実証実験を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年5月まで引き続きデータ取得を行う。その後、年度末までに分析を行う予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)