網膜芽細胞腫の細胞系譜・分子基盤の解明とその増殖機構の破綻メカニズムの解析
Project/Area Number |
20013008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡辺 すみ子 (渡邉 すみ子) The University of Tokyo, 医科学研究所, 特任教授 (60240735)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥11,000,000 (Direct Cost: ¥11,000,000)
Fiscal Year 2009: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 2008: ¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
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Keywords | Wntシグナル / 網膜 / 増殖制御 / モデルマウス |
Research Abstract |
網膜芽細胞腫の分画サンプルについて遺伝子発現パターンを網羅的に検討する事を計画していた。しかし、その後、網膜芽細胞腫のサンプルが入手できず、当初共同研究を組んでいた病院以外の病院からも入手することができるように倫理審査などの手続きを行なった。実験の遂行が網膜芽細胞腫の摘出臨床サンプルで行なえなかったため、初年度に摘出サンプルを用いてFACSで解析し網膜芽細胞腫で発現していた表面抗原のなかから、SSEA-1, c-kitのマウス網膜の陽性細胞について、増幅micro arrayを行い網羅的遺伝子発現パターンを得た。そのなかからこれらの集団に特徴的に発現している遺伝子に注目し検討を加えた。IDはSSEA-1陽性細胞に発現していたが、ID family遺伝子がbeta-Cateninの活性化により発現量が大きく変動し、またID3を過剰発現するとSSEA-1陽性細胞が増加する事から、分化を抑制する事が示され、ID遺伝子がbeta-Cateninの下流で網膜プロジェニター細胞の分化制御に関わっていることを見いだした。Zic遺伝子もSSEA-1陽性細胞に発現しており、その過剰発現により網膜プロジェニター細胞の分化の速度を抑制し、一方網膜細胞の増殖を昂進した。Zic遺伝子の過剰発現により細胞周期遺伝子の発現パターンが変化する事から、細胞周期を制御する事により、増殖の制御に関わっている事が示唆された。また網膜芽細胞腫で強く発現していたCXCR4についても過剰発現、ノックアウトマウスにより機能を検討している
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)