ネットワーク運用自動化に向けたネットワーク障害情報共有知の研究
Project/Area Number |
20H04171
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60060:Information network-related
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
北口 善明 東京工業大学, 学術国際情報センター, マネジメント准教授 (30537642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 知洋 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60588242)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,680,000 (Direct Cost: ¥13,600,000、Indirect Cost: ¥4,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2021: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2020: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
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Keywords | ネットワーク診断 / ネットワーク運用自動化 / エキスパートシステム |
Outline of Research at the Start |
ネットワークにおける障害には、時間経過による変化のために原因特定が困難な障害が存在しており、加えて、複数プロトコルの併用などで複雑化するネットワークの登場もあり、障害対応が困難なものとなっている。そのため、これらはネットワーク運用自動化に向けた課題となっている。 そこで応募者らは、複雑なネットワークシステムで発生する障害事例を体系的に整理し、多くの組織間で共有可能な"ネットワーク障害情報共有知"を構築し、この共有知を用いることで経験の乏しい運用者を支援する手法を確立する。さらに、構築する共有知のオープンデータ化を念頭において、ネットワーク運用自動化に向けた新しいネットワーク運用手法を提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、ネットワーク運用自動化を目指し、ネットワーク管理・制御システムを実装し、ネットワーク運用環境での利用を試みた。実際にキャンパスネットワークの更新作業に合わせて、ネットワーク管理情報を元に実機に反映可能な構成管理システムとして実装し、ネットワーク構成変更作業に応用することが可能であった。本研究にて開発したシステムは、構築システムの仕様および実装内容をまとめ、研究会にて報告しつつ、実装内容をGithubにて広く公開した。本システムは、ネットワーク運用の定常業務への利用を見据え、人的リソースの削減を目標にシステム開発を継続し、性能評価を通して有効性評価を実施する予定としている。ネットワーク運用ログによるネットワーク状態把握手法に関しては、サーバ側とクライアント側から双方の定常的な計測ログを集約し、収集データの分析を進めた。評価結果の分析・整理の報告を今年度中に終えることができなかったが、次年度には分析結果をまとめ論文化を目指すこととしている。変動するネットワーク障害検出の研究では、新たな無線LAN規格である802.11axに焦点を当て、無線フレームキャプチャによる分析手法に関して検討を進めた。また、大学キャンパスの無線LANサービスにおいて構築した計測システムを用いて、実際に計測された統計情報の分析を行った。COVID-19におよりオンライン講義の必要性が増加したことを受け、最適な教室環境構築に向けた性能評価手法を確立することを新たな目標とし、通信規格毎に検討が必要な検討事項の整理を進めた。これらの評価結果をまとめ、研究会およびシンポジウムにて報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響で実施できなくなった実証実験の代わりに、ネットワークへのフィードバック可能なシステム開発に務めた。 ネットワーク運用自動化に向けた手法に関するネットワーク管理・制御システムを今年度用意できた事を受け、次年度は、提案システムの有効性評価を実施し、評価結果の論文化を進めることとした。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究で遂行する3つの研究テーマにおいて、次年度は以下の内容を遂行する計画としている。ネットワーク障害事例共有知の構築手法の研究では、今年度構築した、ネットワーク管理・制御システムをネットワーク運用環境に適用し、システムの性能評価を行い有効性評価を継続する。また 、引き続き、収集した通信データの共有手法の整理を行い、公開手法を確立し、ネットワーク分析の研究に活用可能な資源とすることを目指す。ネットワーク運用ログを用いたネットワーク状態把握手法の研究では、システムにて収集した計測情報およびシステムログの分析を引き続き実施し、評価実験結果をまとめて論文化を目指す。加えて、ネットワーク障害情報共有に向けたワーキンググループにて議論を進め、フィードバックをまとめる予定としている。変動するネットワーク障害検出の研究では、無線LAN環境の評価実験により得られた知見をまとめ、論文化を進める。また、実環境での評価実験を様々な環境下で実施し、提案手法の有効性を確認しつつ、成果をまとめる作業を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)