初年次教育プログラム学生スタッフの参画意欲の実態調査
Project/Area Number |
20K02952
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
中沢 正江 京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (80779190)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 初年次教育 / 学生スタッフ / ファシリテーション / 参画意欲 / 運営体制 / 学習支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、初年次教育プログラムに学習支援者として携わる学生スタッフが「プログラムに参画する際、どの部分にどのような魅力・意義を感じて」プログラムに参画するのかを明らかにする。大学における学習の入り口となる初年次教育プログラムでは、多くの先輩学生達が新入生の学びの支援を行っている。初年次教育プログラムの実施目的は大学によって様々であり、その内容も、学生スタッフに期待される役割も多岐に渡る。これらから、学生スタッフの参画意欲も初年次教育プログラムの有りようによって様々と考えられるが、本研究ではその相違点と共通点を明らかにし、新入生と学生スタッフ双方の意欲が引き出される制度設計の要件を探る。
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Outline of Annual Research Achievements |
初年次教育に関わる学生スタッフの役割は初年次教育プログラムごとに異なっていると考えられる。本研究では、第一に、主に文献調査によって、各大学・各学 部の初年次教育の学生スタッフの役割の相違点と共通点を明らかにする。第二に、学生スタッフ制度・運用実態について、主にヒアリング調査によって、明らか にする。第三に、学生スタッフの参加意欲の実態について、第一の類型と第二の制度・運用実態とを関連づけながら分析し、明らかにするものである。 2021年度については、COVID-19(パンデミック)の影響により、予定していたヒアリングを後ろ倒ししつつ、オンラインでのヒアリングを行える環境(zoom)を整備した。また、例年行われている京都産業大学の学生ファシリテータ(初年次科目を中心に授業支援を実施している)に対する意識調査のデータ分析を行い、彼・彼女らの参画意欲について関係者の意見聴取を行いながら報告した(2021年度3月発行)。併せて、引き続き文献調査も実施している。 上記、学生ファシリテータの参画意欲について、支援対象となった科目の受講生1,283名と、学生ファシリテータ35名の質問紙調査の回答を分析し、学生ファシリテータが活動の中で高い成長実感を得ていることが確認され、参画意欲の中心であることが確認された。また、当該学生ファシリテータ制度は単位化が有償化がされておらず、学生ファシリテータ当人達も単位化・有償化に否定的であり、特に有償化については、次期継続予定の学生ファシリテータの8割超、卒業を含む理由で次期非継続予定の学生ファシリテータの7割超が導入に反対していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年から引き続き授業形態が定まらず、一部対面化されたりオンライン化されたりという状況の中で、学生スタッフと支援科目受講生との関わりも変容し続けている。この状況下で、ヒアリングの実施が進んでいない。 一方で、手元にあるデータを使用した学生スタッフ運営者とのディスカッションなどを進め、計画を変更しながらテーマに基づいた分析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
授業形態が概ね対面に復帰した2022年度については、当初の計画に近い形でのヒアリングが実施できると考えられる。研究期間の延長も視野に入れた研究計画の調整を行いながら、計画を推進する。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)