Project/Area Number |
20K09734
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
山内 盛泰 佐賀大学, 医学部, 准教授 (30572838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉富 勇一郎 佐賀大学, 医学部, 名誉教授 (30225247)
吉田 裕樹 佐賀大学, 医学部, 教授 (40260715)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 免疫原性細胞死 / 抗PD-1抗体 / エタノール局注 / 免疫療法 / 頭頸部癌 |
Outline of Research at the Start |
頭頸部癌は免疫原性が低く免疫療法の効果が得られにく原因の1つと考えられる。がん細胞に免疫原性が高まるimmunogenic cell death (ICD)を誘導することで免疫療法の効果を改善する新たな治療法を開発することが本研究の目的である。①マウス固形腫瘍細胞移植モデルを用いて、エタノール腫瘍内注入療法によりDAMPsが放出されICDが誘導されること、また免疫療法と併用することで抗腫瘍免疫が活性化することを解析する。②ヒト頭頸部癌組織における化学療法前後の腫瘍微小環境やICDの状態を免疫組織学的に調べ、治療効果や生命予後との関係の有無を解析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
8週齢のC57BL/6Nマウスに対する3LL細胞株の皮下移植実験を行った。まず4H2投与量を決定するために、3LL細胞: 1x10^5 cells皮下移植、抗PD-1抗体(4H2):0,2.5, 10, 30mg/kgでの腹腔内投与を行った。その結果、生存には各群の差はみられなかったが、腫瘍体積縮小には4H2容量依存的な効果がでる傾向がみられた。以後は4H2投与量10mg/kgで実験を行った。続いて、4H2腹腔内投与単独群、エタノール局注単独群、4H2腹腔内投与+エタノール局注併用群の比較実験を行った。エタノール局注単独群、4H2腹腔内投与群よりも4H2腹腔内投与+エタノール局注併用群では腫瘍体積縮小効果が高い傾向がみられているが、生存には差はみ られなかった。複数回の条件設定を行うも、本方法による腫瘍移植モデルでは有意な差がみられなかった。また、4-Nitroquinoline 1-Oxideによる誘発舌癌モデルによる条件検討を開始したがまだ結果は得られていない。
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