Project/Area Number |
20K10627
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
佐藤 真由美 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (80336429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北嶋 結 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (40552683)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 組織社会化 / 新任訪問看護師 / 社会化 / 訪問看護師 |
Outline of Research at the Start |
国は地域包括ケアシステムの構築を推進しており、医療・介護の連携の要として訪問看護師の役割が期待されている。期待された役割を果たすために人材確保が重要な課題であり、訪問看護師の採用時教育の充実や職業意識を維持するための支援が必要とされている。 申請者は【基盤研究C】(課題番号:16K11979)の助成をうけて採用時社会化支援プログラムの開発の研究を行い、訪問看護が必要な在宅医療の利用者や訪問看護ステーションの特徴等についての示唆を得た。 本研究の目的は、これらの成果を活用し、訪問看護ステーションの特徴に応じた採用時社会化支援プログラムの構築を行うことである。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、訪問看護ステーションの特徴に応じた社会化支援プログラムを開発する基礎資料のため、新任訪問看護師と同施設に勤務する指導者が一緒に行った訪問看護師の仕事内容を明らかにした。 全国訪問看護事業協会HPから北東北147箇所の訪問看護ステーションで採用後1年以内の新任訪問看護師と同施設に勤務する指導者を対象とし、郵送による質問紙調査を行った。調査内容は新任訪問看護師と指導者が一緒に行なった訪問看護師の仕事内容と方法とし、自由記述とした。分析は、新任看護師と指導者ごとに記載内容を1内容とし抽出してコードとし、類似性のあるものをカテゴリ化した。本研究は所属機関の倫理委員会の承認を得て行った。 新任訪問看護師14名、指導者28名から回答を得た。<>はカテゴリ、「」はサブカテゴリを示す。一緒に行った仕事は、新任訪問看護師と指導者に共通するカテゴリとして、<訪問時の対応の仕方><場所・モノの確認><状態観察><清潔に関わる援助><排泄に関わる援助><栄養に関する援助><呼吸の管理><ルートの管理><皮膚のケア><薬物療法の支援><多職種との関わり方><記録の作成方法><終末期の対応>であった。新任訪問看護師の回答のカテゴリである<訪問時の対応の仕方>には「訪問の一連の流れ」「声かけの仕方」が含まれ、<多職種との関わり方>には「多職種への報告」「担当者会議での立ち居振る舞い」が含まれていた。 新任訪問看護師が立ち居振る舞いを見ていたことは指導者の実践を見て学び、雰囲気や仕事になじんでいく過程と推察され、指導者は声かけを含め関わり方を見せることを意識した援助の必要性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍で、対象となる訪問看護ステーションへの質問紙調査を行う予定を延期していたため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに行った質問紙調査の結果から、質問紙調査の内容を検討して、修正し対象を拡大して行う予定である。
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