医療的ケア児のための居場所支援「訪問看護ステーション療養通所介護」の試行と評価
Project/Area Number |
20K11065
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Shonan Kamakura University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
小森 直美 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 教授 (70438307)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伴 佳子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (80726498)
野村 佳代 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (90335589)
松本 光生 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 助教 (10869449)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 医療的ケア児 / 居場所 / 訪問看護ステーション / 訪問看護 / 療育 / 居場所支援 / 訪問看護師 / 療養通所介護 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、就学前、就学中の医療的ケア児の居場所支援のために、医療的ケア児を支援する主治医や訪問看護師、特別支援学校教諭、放課後デイサービス支援員、家族、大学教員等からなる多職種連携ネットワークを構築し、医療的ケア児や家族の求めに応じて、訪問看護ステーションのなかで医療的ケアを受けながら教育(遊びを含む)を受けることができる新たな社会インフラ「訪問看護ステーション療養通所介護」を創設、試行するものである。そして、家族満足度や訪問看護の収益等で評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、訪問看護ステーションにおける医療的ケア児children with medical complexity(以下、CMC)の居場所支援「訪問看護ステーション療養通所介護」の試行と評価を目的とする。この研究目的を達成するために2023年度は、一時預かり支援を受けたことのあるCMCの保護者に対してインタビュー調査を実施した。 第3段階にある2023年度は、一時預かりを利用した保護者2名にオンライン・インタビューを実施した。インタビュー内容をデータとして用い、それぞれテーマ分析を行った。それによって、この一時預かり支援の影響を評価した。 第1段階でCMCの保護者が語っていた「日々の課題」は、<自宅以外にCMCの居場所がない><CMCのケアを任せられる人がいない><きょうだい児に対応できない><病気やケガができない><外出や仕事ができない>のカテゴリに分類され、それは【個人的な課題】【物質的な課題】【経済的な課題】の3つのコアカテゴリに分類できた。 今回実施した第3段階でわかったことは、訪問看護ステーションで「ケア・プログラム時、何をしていたか、どんなことができたか」と保護者に尋ねたところ<きょうだい児との関わり><自分の体のメンテナンス>の2つのカテゴリに分類できた。訪問看護ステーションでの一時的なケアを受けている間、親はCMCの兄弟姉妹と一緒に活動を行い、自分自身のセルフケアを優先して行っていた。 このように複合的な日常の課題を解決するには、普段から関わっている看護師の働きが必要だと考えている。また、新たな施設を建てるのではなく、既存の施設やリソースを臨機応変に活用していくことが大切だといえる。本研究のように、CMCが自宅で暮らしていくためには、多様な介入、支援を考え、今後もCMCとその家族を支え続けることが必要だと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
科研の申請の際に当初計画していた国内での調査から、1.新型コロナウイルス感染蔓延の継続により、十分に研究が行えない状況下であったこと、2.当初の予定通りに研究倫理審査の承認が得られず時間を要したこと、によって全体の研究計画の進捗が遅れ、年度内の完了が困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
「訪問看護ステーション療養通所介護」の評価を行うために、一時預かり支援を行った訪問看護ステーションスタッフのインタビュー調査を検討している。 2024年度は以下の方策で取り組む。(1)「訪問看護ステーション療養通所介護」における医療的ケア児の一時預かり支援を継続する。(2)一時預かり支援を受けた医療的ケア児の訪問看護ステーション訪問看護師、介護士に対してWebインタビュー調査を実施する。(3)療養通所介護で一時預かり支援を受けている保護者に対してインタビュー調査を実施する。これらによって、本研究の全体像の評価を実施する。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)