次世代防犯カメラシステムにおけるプライバシー指向映像管理方式
Project/Area Number |
20K11829
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60080:Database-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松本 哲 大阪大学, 情報推進本部, 助教 (60388238)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
義久 智樹 滋賀大学, データサイエンス学系, 教授 (00402743)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | プライバシー指向 / ビデオ配信 / エッジカメラサーバ連携 / ルール型映像利用方針記述 / 共通映像加工認識 / 差分プライバシー / 特徴量データの保護 / 並列処理 / ストリーミング配信 / プライバシー指向映像管理方式 / インターネットライブ映像配信 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、次世代防犯カメラシステムにおけるプライバシー指向映像管理方式(プライバシーの保護を考慮した映像管理方式)の確立を目的とする。国内外で様々な防犯カメラシステムが研究開発されているが、被撮影物体の映像利用方針の高速把握が難しいために、防犯カメラシステムにおいてプライバシー保護機構を適切に設計することは難しいと考えられていた。ましてや、研究者のみならず広く一般的にも防犯カメラを一般の人々が利用するなど不可能と考えられていた。本研究では、「エッジカメラサーバ連携」「ルール型映像利用方針記述」「共用映像加工認識」と呼ぶ革新的な技術を備えた映像管理方式により、この不可能を可能にする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、一般の人々が視聴できるよう、次世代の防犯カメラシステムにおけるプライバシー指向映像管理方式(プライバシーの保護を考慮した映像管理方式)の確立を目的とする。本研究の創造性は、次世代防犯カメラシステムという新しい防犯カメラシステムを誕生させる点にある。本研究において、「エッジカメラサーバ連携」「ルール型映像利用方針記述」「共用映像加工認識」と呼ぶ革新的な技術を備えた映像管理方式により、プライバシーの保護を可能にする。より高速な人間の検出、柔軟なポリシー記述、および、より高速な画像処理を行える「NGPCS(Next Generation Public Camera System)」と呼ぶプライバシー指向のビデオ配信プラットフォームを提案した。 これまでの研究にて、研究分担者(義久)によるV-High帯の放送波を活用した放送通信融合型ビデオオンデマンドシステムの実験成果をまとめた論文が、情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ(DCON)に採録された。さらに、研究代表者(松本)と研究分担者(義久)は、大規模な環境におけるエッジカメラサーバへの人物の特徴量データ送信時にネットワーク輻輳を回避する2つの方法を提案し、この研究成果はInfsoc国際ジャーナルに採録された。 新型コロナ感染症禍の影響にて計画を延長。令和5年度は「ルール型映像利用方針記述」における国内外の研究会や国際会議での意見交換を基に、公共の場で撮影された映像データからの個人識別システムにおけるプライバシー保護手法を検証。利用者が提供する詳細な顔画像や特徴量にεノイズを加え、強度と乱数シードを暗号鍵として使用する個人識別の手法を開発した。悪用を避けたプライバシー保護の観点より、詳細な顔画像や特徴量を公のネットワーク上に露出させない提案を行った。これらの研究成果を情報処理学会とIEEEの国際会議で発表し高評価を受けた。
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Report
(4 results)
Research Products
(13 results)