貢献・成長を把握可能にするGitHubを核としたソフトウェア開発PBL環境の開発
Project/Area Number |
20K12089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 62030:Learning support system-related
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70313278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋浦 弘明 日本工業大学, 先進工学部, 准教授 (20597083)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | プロジェクト型ソフトウェア開発演習 / スキル獲得 / 貢献・成長 / GitHub / iコンピテンシディクショナリ / 学習環境 / Project-Based Learning / ソフトウェア開発演習 / 貢献・成長の可視化 / iコンピテンシーディクショナリ / ソフトウェア開発PBL / 貢献評価手法 / ファンクションポイント法 / ソフトウェア開発教育 / Project Based Learning / 貢献・成長のデータ化 |
Outline of Research at the Start |
Society5.0に代表されるように、社会の情報化は大きく進展しつつあり、ソフトウェア技術者の育成は社会的課題となっている。その課題解決の1つとして、大学等の教育機関において実践的なソフトウェア開発教育としてProject-Based Learning(PBL)が行われるようになってきた。PBLの学習活動により作り出される各種データから学習者に対して自己の成長を気づかせることを可能にするとともに、教員に対してはこれまで客観的に把握することが困難であった学習者の貢献を把握可能にするGitHubというソフトウェア開発環境を基盤としたPBL環境を開発することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である2023年度の成果は主として次の2点である。 (1)本研究課題では、プロジェクト型ソフトウェア開発演習を行っている学習者が自身の貢献や成長を把握することを可能にする学習環境の構築を目指した。情報処理推進機構はソフトウェア開発におけるタスクとスキルを対応付けたiコンピテンシーディクショナリ(iCD)を提供している。本研究では、GitHubに蓄積されているソフトウェア開発演習で作成される成果物からiCDのタスクに定義されたタスクを抽出し、iCDにおいてそのタスクに関連づけられてスキルを抽出し、そのタスクを学習者が身につけたスキルとして提示する学習環境を提案してきた。本年度はその学習環境の試作を行った。成果物として要求仕様書を対象とし、iCDのタスク定義からSentence-BERTを用いてタスクの抽出を行い、良好な精度が得られたことを確認した。この成果を査読付きシンポジウムで発表した。 (2)プロジェクト型ソフトウェア開発演習を行うことにより学習者はいつどのようなスキルを身につけたと認識しているのかを、技術スキル,ソフトスキルに対して,演習実施前、実施中,実施後に質問紙調査を行い,スキル獲得状況を明らかにした。 以上の成果に加え、以下の研究成果をあげることができた。 ・プロジェクト型ソフトウェア開発演習における実装工程でメンバーの貢献を評価する手法として、規模見積り手法であるファンクションポイントを用いることを提案し、その有効性を明らかにした。この成果を査読付国際会議で発表した。 ・プロジェクト型ソフトウェア開発演習に関して発表されている学術論文に対してSystematic Literature Reviewという手法を用いて、どのような学習効果があるのか、また学習効果はどのように測定されているのかを明らかにした。この成果を国際会議でポスター発表した。
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Report
(4 results)
Research Products
(13 results)