感覚処理特性に応じた合理的配慮実現に向けた環境調整および自己調整方法の開発
Project/Area Number |
20K14053
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
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Research Institution | Miyagi Gakuin Women's University |
Principal Investigator |
蒔苗 詩歌 宮城学院女子大学, その他部局, 特別支援コーディネーター (70848241)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 感覚処理特性 / 感覚過敏 / 合理的配慮 / 環境調整 / 自己調整 |
Outline of Research at the Start |
障害者差別解消法の施行により合理的配慮の提供は義務となったが,学校現場において実現されているものは分かち書きや板書量の軽減など読み書き学習に関するものが多い。明るさのちらつきや音量の大小などといった感覚に対する合理的配慮には環境調整が有用だとされながらも,その程度は人それぞれで多様なために,学級で統一した調整は難しく教員の負担となる場合も多いからである。そこで,教員側にのみ合理的配慮としての環境調整を求めるのではなく,子どもたち自身がちょうどよい感覚を把握しながら「自ら楽になれる」ように周りの環境や自分の状態を調整するように仕掛ける方法を検討したい。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は研究最終年度としての総まとめを行う予定であったが,前年度までの進捗遅れも大きく,研究申請時の計画通りに進めていくことができなかった。 前年度から引き続き予備調査・実験等の追加分析を進めた中で,新たな発見や本研究の発展に関わる着想を得ることができた。これらの学会発表等は当該年度中に間に合わせることが出来なかったため,期間延長して次年度に行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
データの取集および実験実施が完了できなかったことから,遅れていると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症拡大により,研究申請時に想定していた調査・実験の遂行が難しかったことから研究期間延長することとした。これまでの分析結果等をまとめて学会発表や論文化を行う予定である。同時に,感染予防のために実施が叶わなかった触覚の感覚過敏に関わる実験実施を本格的に行えたらと考えている。そして本研究申請時に想定していた感覚特性による困りについて,特にコロナ禍の生活様式の変化による影響についても追加検討したい。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)