Project/Area Number |
20K14261
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
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Research Institution | Teikyo Heisei University (2023) Kagoshima Immaculate Heart University (2022) Hiroshima Shudo University (2020-2021) |
Principal Investigator |
楠瀬 悠 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 准教授 (50732690)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 同音語数効果 / 音韻親近性効果 / 音韻-形態間の一貫性効果 / 形態-音韻情報の相互作用 / 視覚的単語認知のメカニズム / 漢字表記後 / 同音語 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,漢字表記語における形態情報と音韻情報の相互作用のメカニズムを時系列的に解明することを目的としており,この目的を達成するため,同音語に対する促進・抑制効果を生じるメカニズムの解明(研究1)を主テーマとして検討するとともに,同じメカニズムで説明されている音韻-形態対応の一貫性効果(研究2),音韻親近性効果(研究3),形態隣接語数効果(研究4)を組み合わせて同時に検討することで,これらの効果の背景に存在するメカニズムの解明を試みる。このメカニズムの解明には,行動実験に加え,生理指標であるERPも同時に検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,漢字表記語における形態-音韻間の処理プロセスについて,同音語数の効果の検討,音韻-形態間の一貫性効果の検討,音韻親近性効果の検討,形態隣接語数効果の検討の4つの研究を基に,行動実験と生理指標を同時に測定することで検討することを目的としている。現在までに,これら4つの研究の行動実験を行ってきており,本年度はERP実験を行う予定であったが,勤務校が再度変更になったこと,またERP実験を行う場所が確保できなかったことからERP実験を行うことができず,研究を進めることができなかった。このため,本年度は,ERP実験を実施するためのプログラム作成ならびに行動実験結果や実験刺激の再確認等を行い,翌年度の実施に向けての準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要にも示したが,本年度は4つの研究のERP実験を行う予定であった。しかし,勤務する大学の変更に伴い,新たな環境における勤務体制に慣れる必要があったこと,ならびに新たな大学に心理実験室がなかったことによって実験環境が確保できなかったことなどから,実験が実施できなかった。そして,ERP実験を協力してもらう予定であった場所の確保が難しく,ERP実験が実施できなかった。以上の点から,遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
例年同様,本研究で行う語彙判断課題や音読課題などの実験は,ms単位を正確に測定する必要のある反応時間測定実験であるため,応答速度などの問題からオンラインで実施することが難しい。そのため,実際に実験参加者に来てもらい,適切な機材を用いて実験を行うことが必須であるが,今年度は新たな大学での環境整備に時間をかけ実施する予定である。また,4つの研究におけるERP実験がそのまま残されていることから,かなりの時間を要するものと考えられるが,今年度はERP実験を行う環境を他大学にて借りられる予定のため,残されている実験は推進していけるものと考える。
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