Relationship between blood concentration of ibrutinib and fungal infection
Project/Area Number |
20K16095
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 47060:Clinical pharmacy-related
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
安 武夫 明治薬科大学, 薬学部, 准教授 (30866950)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | イブルチニブ / 治療薬物モニタリング / 真菌感染症 / 医療ビックデータ |
Outline of Research at the Start |
イブルチニブは、造血器悪性腫瘍の患者に使用される内服の分子標的薬であり、死に至る可能性のある肺アスペルギルス症などの真菌感染症を誘発することが報告されている。しかしながら、イブルチニブを使用している患者における真菌感染症のリスク因子は明らかになっていない。本研究では、血中のイブルチニブの濃度などを用いて、真菌感染症のリスク因子を明らかにする。本研究の結果により、イブルチニブを使用する患者の真菌感染症の対策に繋げることで、真菌感染症にて命を落とす患者を減らすことが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
イブルチニブはB細胞性造血器悪性腫瘍の高齢者に使用されるBruton’s tyrosine kinase(Btk)を不可逆的に阻害する経口分子標的薬である。 高齢化が加速する日本において、イブルチニブによる治療を受ける患者が増加すると考えられる。イブルチニブによる細胞性免疫の低下が、重篤な転帰に至る肺アスペルギルス症などの侵襲性真菌感染症を誘発することが報告されている。しかしながら、イブルチニブ血中濃度と真菌感染症の関連を明らかにした報告はない。 本研究の目的は、イブルチニブ使用症例における真菌感染症のリスク因子を探索し、イブルチニブ血中濃度と真菌感染症の関連を明らかにすることである。 国内において、イブルチニブが適応となる慢性リンパ性白血病の症例が少ないため、医療ビックデータを用いてリスク因子を探索している。 令和4年度では、医療ビックデータを用いて、イブルチニブの適応症である慢性リンパ性白血病症例の日本における真菌感染症の発症率が9.2%であることを明らかにした。また、慢性リンパ性白血病は病勢進行が緩やかなため、発症初期に抗悪性腫瘍薬を使用せずに経過を観察する。その期間における真菌感染症の発症率が1.5%であることも明らかにすることが出来た。さらに、イブルチニブが投与された慢性リンパ性白血病症例において、抗真菌薬の予防投与がイブルチニブによる真菌感染症の発症予防に寄与しないことを明らかにした。 患者サンプルを用いたイブルチニブ血中濃度測定では、血液透析療法を受けている慢性リンパ性白血病症例のイブルチニブの薬物動態を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、令和4年度に造血器腫瘍25万症例が含まれる医療ビックデータを用いて、イブルチニブの適応症である慢性リンパ性白血病症例における真菌感染症に関する解析を実施した。日本における慢性リンパ性白血病症例の真菌感染症の発症率を明らかにし、抗真菌薬の予防投与に関する学術論文として投稿し、受理された。研究は順調に進展している。 さらに、透析患者におけるイブルチニブの薬物動態や用量調節に関する学術論文も受理された。
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Strategy for Future Research Activity |
イブルチニブ投与症例のサンプルの収集を継続し、イブルチニブ血中濃度と真菌感染症の発症を評価する。 また、これまでに確立したカンジダ真菌感染症カイコモデルを用いて、真菌感染症下におけるイブルチニブの薬物動態の変化を評価する。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)