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重症感染症患者におけるフェリチン値を指標とした栄養投与法の構築

Research Project

Project/Area Number 20K17908
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 55060:Emergency medicine-related
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

加藤 理紗  順天堂大学, 医学部, 助手 (30761598)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2021)
Budget Amount *help
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywordsフェリチン / 栄養 / 重症感染症 / 異化 / 同化 / 集中治療 / 栄養管理 / 感染症
Outline of Research at the Start

感染症治療の急性期では,異化から同化に転じるタイミングを見極め,適切な外因性エネルギーを投与することが重要だが,その遷移を弁別する指標は未だ確立されていない.血清フェリチン値はすでに日常診療で簡便に測定できる炎症性蛋白の一つであり,炎症の存在下において上昇し,炎症の極期を過ぎると低下することが知られている.本研究では,感染症患者において,患者背景によらず血清フェリチン値の変動と「異化・同化」の相関を証明し,フェリチン値変動を指標とした栄養投与法の構築を目的とする.

Outline of Annual Research Achievements

集中治療の現場では、栄養投与の基準となる指標は明確には設定されていない。本研究では、集中治療室に入室した患者において、患者背景によらず血清フェリチン値の変動と生体内での「異化・同化」の相関を証明し、フェリチン値変動を指標とした栄養投与法を構築することを目的としている。
その第一段階として、集中治療室に入室した重症患者においてフェリチン値が患者背景によらずピークを迎えるまでは漸増、ピークを迎えた後は漸減し、再現性に優れる迅速かつ安価な指標であることを示し、間接熱量計から測定した結果算出された必要栄養量を記録し変化量を求め、フェリチン値の変化量と比較して、時間相関性を明らかにすることを今年度の目標とした。研究の方法は、救急・集中治療科において集中治療室に入室した患者を対象に、血液検査で鉄動態の項目(フェリチン、血清鉄、TIBC)をday1-7、10、14に測定し、推移を追うこととした。各検査項目の測定は血液検査法に準じ、サンプルは毎朝6時に採取し、観血的動脈圧モニタが使用されている場合は動脈ラインから、使用されていない場合は静脈採血で実施し、タイムコースを求めピークを検出する。また気管挿管されている患者に関しては、可能な限り連日で間接熱量計による必要カロリー量の測定を行う。2021年5月-2022年3月までの期間に上記プロトコルでのデータ収集を実施し、約200例の症例のサンプルを採取した。結果は現在集計、および解析中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

集中治療室に入室する患者のうち同意が取れた患者を対象とし、ほぼ想定通りの進捗でデータを集積することができた。当初は300例が目標であったが、想定していなかった保険適用外の検査費用(連日のフェリチン、血清鉄、TIBC測定)がかかってしまった。データ量としても200例で充分であったため、費用面も鑑みて当初の予定よりも少ないサンプルでデータ収集を終了することとした。また、関節熱量計での必要カロリー量の測定も、気管挿管患者が多くなかったり、気管挿管の期間が短かったりしたこと、コロナウイルスの感染対策の観点から実施が困難であったことなどから、測定できたサンプルが限られてしまった。

Strategy for Future Research Activity

データを集積し、フェリチン値が患者背景によらずピークを迎えるまでは漸増、ピークを迎えた後は漸減することを証明する。得られた関節熱量計の必要カロリー量の変化量との時間的相関性を明らかにする。

Report

(2 results)
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2022-12-28  

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