Molecular mechanisms of rhinovirus infection regarding aggravating factors in eosinophilic rhinosinusitis
Project/Area Number |
20K18264
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
大庭 亜由子 順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (90812975)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 好酸球性副鼻腔炎 / 鼻ポリープ / ライノウイルス |
Outline of Research at the Start |
副鼻腔粘膜に多数の好酸球浸潤を伴い、難治性かつ再発性の鼻ポリープを伴う好酸球性副鼻腔炎が注目されている。好酸球性副鼻腔炎の増悪機序の解明の目的で、培養ヒト鼻上皮細胞と鼻腺細胞におけるライノウイルス感染の影響を分泌応答機構から検討する。①ライノウイルス感染による鼻上皮表面上皮からの炎症性サイトインやライノウイルス受容体のICAM-1の発現亢進、②好酸球性副鼻腔炎の培養鼻腺細胞からのMac5AC分子発現応答、③ウイルス感染に基づく粘液産生亢進の分子メカニズムを解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、副鼻腔粘膜に多数の好酸球浸潤を伴い、難治性かつ再発性の鼻ポリープを伴う好酸球性副鼻腔炎が注目されている。好酸球性副鼻腔炎においては特徴的な好酸球性ムチンの鼻漏を繰り返すことが再発の徴候であり、粘液産生が病態に深く関わりあうことが推察される。しかしながら、好酸球性ムチンの産生の分子機序は未だに不明な点が多く、難治化因子となっている。 臨床的には慢性副鼻腔炎は上気道感染症を契機に増悪することが知られている。申請者らの研究室では過去に好酸球性副鼻腔炎の増悪因子として上気道感染に続発する細菌感染を証明した。これらの事実は増悪因子としてウイルス感染が引き金をなって細菌感染との増強作用を起因させる事を示唆している。多くの呼吸器系ウイルスの中で上気道感染に最も高頻度に関与するのはライノウイルスである。 副鼻腔粘膜に多数の好酸球浸潤を伴い、難治性かつ再発性の鼻ポリープを伴う好酸球性副鼻腔炎が注目されている。好酸球性副鼻腔炎の増悪機序の解明の目的で、培養ヒト鼻上皮細胞と鼻腺細胞におけるライノウイルス感染の影響を分泌応答機構から検討した。①ライノウイルス感染による鼻上皮表面上皮からの炎症性サイトインやライノウイルス受容体のICAM-1の発現亢進、②好酸球性副鼻腔炎の培養鼻腺細胞からのMac5AC分子発現応答、③ウイルス感染に基づく粘液産生亢進の分子メカニズムが解明された。本研究によってライノウイルスが引き起こす鼻腺細胞からのムチン分泌亢進を惹起せしめる病態が解明され、好酸球性副鼻腔炎の増悪・再燃の分子メカニズムを世界に先駆けて発信することができる。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)