Project/Area Number |
20K20743
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 5:Law and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
角松 生史 神戸大学, 法学研究科, 教授 (90242049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青沼 智 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50306411)
曽野 裕夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (60272936)
師岡 淳也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (50409918)
八田 卓也 神戸大学, 法学研究科, 教授 (40272413)
藤谷 武史 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (90313056)
得津 晶 東北大学, 法学研究科, 教授 (30376389)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 法解釈方法論 / 良い議論 / 議論 / 法的判断 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、法的判断において「議論」が果たしうる役割について、実定法学各分野(公法・私法・訴訟法)の研究者と議論学研究者との学際的協働により探求し、法学における「良い議論」のあり方を示すことを目的とする。議論学、特に「プラグマ弁証法」学派の知見を踏まえ、実定法学各分野の議論を素材として、「良い議論」のworkableな基準(議論一般についての基準及び法的議論における「分野依存的」基準)を探究する。経済学等の知見の法的議論への導入可能性や議論の「制度的制約」についても検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、法的判断において「議論」が果たしうる役割について、法学各分野(公法・私法・訴訟法)の研究者と議論学研究者との学際的協働により探求し、法学における「良い議論」のあり方を示すことを目的とする。実定法学各分野の研究者と議論学研究者との共同作業により、「良い議論」のworkableな基準(議論一般の基準及び法的議論における「分野依存的」態様)を探究する。
2022年度には、成果とりまとめに向けて、研究会を2回開催し(7/9(オンライン)、10/1(神戸大学))、研究分担者(青沼智(国際基督教大学)、曽野裕夫(北海道大学)、師岡淳也(立教大学)、八田卓也(神戸大学)、藤谷武史(東京大学)、得津晶(一橋大学))がそれぞれ執筆構想を報告し、議論した。研究協力者尾下悠希(神戸大学)も参加した。その後、学術雑誌での特集に向けて論文構想を交換し、意見交換を行っている。
また、2/11には「法的議論におけるメタファの意義」と題するワークショップを開催し、田村善之氏(東京大学)に「メタファとしての知的財産権」と題する報告をお願いし、研究分担者青沼智と研究代表者角松がコメントした。加えて3/15にも一橋大学千代田キャンパスで研究会を開催し、荒川英央氏の「『討論会』と民法学習 のために」と題する報告を受けて、研究分担者師岡淳也が「民法学習の方法としての討論会 : 明治中期「討論筆記」の社会史 」を読んで」というコメント、得津晶が「法律学習における「勉強会」の意味」というコメントを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナのため本研究の立ち上がりがやや遅れたが、その後累次の研究会の開催を経て問題意識の共有も進み、成果発信のための打ち合わせを進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究成果発信のために、雑誌特集への寄稿を目指して準備を進めている。
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