重金属への胎児期暴露による心血管代謝疾患バイオマーカーや免疫細胞への影響
Project/Area Number |
21H03177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥7,280,000 (Direct Cost: ¥5,600,000、Indirect Cost: ¥1,680,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 慢性重金属暴露 / 胎児期 / 青年期 / 心血管代謝バイオマーカー / 免疫 |
Outline of Research at the Start |
さまざまな暴露レベルでの有毒金属への胎児期~幼少期の暴露による、成長期の子供における心血管代謝バイオマーカーへの中長期的予後をコホート研究として調べた研究は少なく結論は出ていない。心血管疾患などの慢性疾患(NCD)を効果的に予防するには、その原因と根本的なメカニズムを広い範囲でよりよく理解する必要がある。それによって、クリーンな環境を含む変更可能なリスクを軽減するための効果的な措置を講じることができる。本研究では、末梢血の免疫細胞タイプおよび心血管代謝バイオマーカーに対する慢性重金属であるヒ素およびカドミウム曝露の影響を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
国際下痢症研究センター(icddr,b)の研究協力者らと打ち合わせを行い、共同研究2年目の業務委託契約を交わした。ラボでの測定手順の確認しながら、既存生体サンプル使用による分析を継続して行った。本研究で行われる新規分析は、15歳から収集された保存済みの生体試料のみを使用する。母子コホートの4.5歳、9歳および15歳の子供を対象とした追跡調査情報とともに統合解析される。尿中金属データ(As、Cd)は、妊娠中および4.5、9歳の子供からのものが既にあり、世帯の社会経済指標(SES)、調理用燃料の使用、飲料水源などを含む社会人口統計情報データも使用できる。空腹時の血液と尿のサンプル、および母親からの尿のサンプルが収集されており、総Asレベルは尿で測定し、末梢血単核細胞(PBMC)は血漿から分離された。PBMCは液体窒素で保存し、血漿は-80℃で複数のアリコートで保存されたものを使用した。凍結したPBMCは、フローサイトメーターを使用した表現型分析に使用した。 血漿脂質は、自動臨床化学分析装置を使用した酵素比色分析によって測定された。酸化LDL/HDLはキットを使用した評価については、コロナ渦による物流遅延の影響もあり、測定キットの購入が遅れていたが、計画した測定を終了することができた。Cd濃度はHVG-AASを使用して測定し、60%の尿サンプルの分析が終了したところである。あと1年間の研究期間ですべての測定を終了する見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
生体サンプルの解析を60%ほど終了する予定であった。HVG-AASによる測定を60%の尿サンプルで終了し、酸化LDL/HDLについては、血漿サンプルで終了しており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
生体サンプルの解析を進めてゆく。コロナ渦による物流遅延の影響もあり、測定キットの購入が遅れたが、なんとか測定を進めることができた。2023年度は最終年度にて、icddr,bを訪問し統合解析の手順などの確認と報告書作成を行う。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)