ウコン属植物ガジュツの抗肥満作用と食餌誘導性肥満モデルマウスに及ぼす効果の解明
Project/Area Number |
21K05478
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 38050:Food sciences-related
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Research Institution | Hyogo University |
Principal Investigator |
山崎 一諒 兵庫大学, 健康科学部, 准教授 (60751328)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | Curcuma zedoaria / ガジュツ / ウコン / 3T3-L1 / 糖尿病 / 動脈硬化症 / 肥満症 / 生活習慣病 / ウコン属 / 肥満 / 食品機能化学 |
Outline of Research at the Start |
近年、日々の食生活による肥満やそれに続く生活習慣病の予防・改善が注目されている。ガジュツ(Curcuma zedoaria)はクルクミン類を含まない特徴的なウコン属植物である。伝統医学として炎症や糖尿病に利用された歴史があるが、抗肥満・生活習慣病に関する科学的根拠は調べられていない。本申請課題では、ガジュツが糖質・脂質代謝および食餌誘導性肥満モデルマウスに及ぼす影響を解明することで、日々の食生活による効果的な肥満の予防・改善への活用を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病や動脈硬化症等、多くの生活習慣病は内臓脂肪型肥満とそれに伴う慢性的な炎症・インスリン抵抗性によって引き起こされる。ガジュツ(Curcuma zedoaria)は紫ウコンとも呼ばれ、クルクミン類を含まない特徴的なウコン属である。伝統医学として炎症等に利用された歴史があるが、肥満や生活習慣病に対する効果は十分に調べられていない。そこで本研究では生活習慣病に対するガジュツの有用性を明らかにするため、ガジュツの機能性を網羅的に検討した。 その結果、国産ガジュツ粉末の50%メタノール抽出物が脂肪モデル細胞3T3-L1に対して濃度依存的に脂質合成活性の指標であるグリセロール3-リン酸脱水素酵素活性を増強させ、脂質蓄積量を増加させることを見出した。また、分化誘導から7日目の培養液中のグルコース残存量はガジュツ抽出物添加群で低く、細胞への糖取り込みの亢進が示唆された。さらに抗炎症・インスリン抵抗性改善作用を示すアディポネクチンの細胞内mRNAの発現および培養液中への分泌量はガジュツ抽出物添加群で高かった。ガジュツ抽出物添加群では脂肪細胞の分化やアディポネクチンの分泌に深く関与するPPARγのmRNAの有意な発現増加が認められ、このことが分化促進作用に影響していることが考えられた。各種クロマトグラフィー、分取HPLCおよび質量分析の結果から、テルペン類等、低分子量の化合物がこの活性に寄与している可能性が示唆された。 アディポネクチンやPPARγは糖尿病や動脈硬化症といった生活習慣病の改善ターゲットとして有望視されており、ガジュツはこれらの疾患の予防・改善に有用である可能性が示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)