大腸癌治療薬の基礎解析データからの血中循環バイオマーカー同定と生物学的意義の解析
Project/Area Number |
21K07235
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 50020:Tumor diagnostics and therapeutics-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
末永 光邦 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (70462223)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬島 哲夫 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子生物治療研究部, 主任研究員 (30311228)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 効果予測マーカー / がん / バイオマーカー / トランスレーショナルリサーチ |
Outline of Research at the Start |
大腸がんの治療薬に関する客観的で個別化医療に有効な指標となるバイオマーカーを探索するため、我々は、がん細胞パネルやトランスクリプトームデータを用いた統合解析に基づき、信頼性の高いバイオマーカー候補を抽出し、非網羅的に臨床検証する効率的な手段を模索してきた。本研究では、これらの方法論をFTD/TPI のバイオマーカー探索等に適用し、基礎研究との連携によるバイオマーカー探索法の有用性を検証するとともに、新規バイオマーカーの同定とその機能的意義の検証を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、基礎研究から予測される候補バイオマーカーを臨床サンプルで非網羅的に検証する方法論を用いて信頼性の高い効果予測バイオマーカーの同定を目的とする。がん細胞パネルーインフォーマティクスを用いてレゴラフェニブ感受性のバイオマーカーの候補となったMatrix metalloproteinases (MMPs) networkのサイトカインについてレゴラフェニブ治療群とコントロール群の患者から治療期間中に採取した臨床サンプルの血清濃度の解析を行なった。その結果、液性因子Xは治療前で高値の場合に抗腫瘍効果が高く、基礎データに矛盾しない結果であった。液性因子Yについては治療中の変化と治療効果に関連を認めた。液性因子X, Yともにコントロールでは有効性との関連は見出せず、有用なバイオマーカーになりうると思われた。この結果は2023年度の国際学会で発表する予定である。 Trifluridine/tipiracil (FTD/TPI)については、基礎研究として大腸がん細胞株のFTD耐性細胞を樹立してマイクロアレイによる発現解析で抵抗性と関連するマーカー候補因子を抽出し、臨床検体を用いた解析を行なっているが、さらに耐性機序解明のための測定と解析を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
同定されるバイオマーカーの有用性を確立、MMPsに対する抗体を用いてレゴラフェニブへの薬剤感受性に関する基礎研究をもとに2年次に臨床検体での測定と解析を行ない、結果を報告予定である。FTD/TPIについては、同定されるバイオマーカーの絞り込みと測定を2年次に行っている。もう少し追加検討が必要であり、3年次に行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
レゴラフェニブのバイオマーカー候補としてMMPsに結果について報告と論文化の目処が立っている。FTD/TPIについては、関連するバイオマーカーについてもう少し追加検討が必要であり、3年次に行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)
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[Presentation] Identification of risk factors for gastrointestinal irAEs associated with immune checkpoint inhibitors2023
Author(s)
Ryo Morikawa, Kentaro, Shuntaro Yasuda, Rika Noji, Satoru Aoyama, Yoshihito Kano, Shingo Sato, Sadakatsu Ikeda, Masashi Nagata, Takehiko Mori, Mitsukuni Suenaga
Organizer
2023 the Japanese Society of Medical Oncology Annual Meeting
Related Report
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[Presentation] Impact of RAS and BRAF heterogeneity on the efficacy of EGFR blockade in patients with metastatic colorectal cancer2023
Author(s)
Takeshi Yamada, Nobuhisa Matsuhashi, Takao Takahashi, Keiji Hirata, Takeshi Nagasaka, Yuki Nakamura, Kazuhiro Sakamoto, Keiji Koda, Kazuhiro Hiramatsu, Hiroshi Matsuoka, Hidekazu Kuramochi, Hideyuki Ishida, Kozo Kataoka, Hajime Yokomizo, Yoshinori Kagawa, Mitsukuni Suenaga, Ryo Ohta, Akihisa Matsuda, Hiroshi Yoshida
Organizer
2023 ASCO GI Cancers Symposium
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